「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

「しらさぎ」基本編成のパンタグラフ付き付随車(サハ682-2202)

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前回に引き続き、特急「しらさぎ」で使用されている車両をアップします。

5両基本編成の真ん中に連結されているパンタグラフ付き付随車、サハ682-2202(金サワ)です。

 
サハ682-2202

サハ682-2202(金サワ)  2014年11月2日 石動駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

683系2000番代は特急「しらさぎ」「加越」で使用されていた485系(通称「あおさぎ」編成など)を置き替えるために新造されたグループで、「サンダーバード」用の683系0番代をベースに一部の仕様が変更されました。

「しらさぎ」の輸送実績と波動輸送用に対応するために基本編成がこれまでの6両から5両に改められ、編成単位でのドア一位置の均等化やバリヤフリー対策の強化が進められました。

 
681系や683系0番代はM車(クモハやモハ)とTp車(クハやクロ、サハ)がユニットを組み、それぞれ隣り合って連結されていましたが、683系2000番代はユニットのあいだに引き通し線を設けた付随車を組み込んだため、2両または3両を1ユニットとして組成することができるようなっています。

 
いつものように金サワS2編成をイラストにしてみましたが、こんな感じです(左側が米原方)。

 
金サワS2編成

 

今回アップした サハ682-2202(3号車)は米原方先頭車の クモハ683-3503(1号車)とユニットを組んでいますが、富山・金沢方は隣り同士の モハ683-3402(4号車)と クロ682-2002(5号車)がユニットを組んでいます。

電動車のクモハ683形やモハ683形は主回路装置(VVVF)一式と補助電源装置(SIV)、空気圧縮機(CP)を搭載していますが、パンタグラフや交直流機器などは付随車のクロ682形やサハ682形に分散搭載されています。

 
電動車だけ3000番代になっていますが、これは160km/h対応を準備工事に留めていることを示しており、番号に1000がプラスされているからです。

JR西日本所有の683系は「はくたか」運用には入らないため、電動車はすべて番代区分に1000がプラスされています。

 
先日のダイヤ改正の概要発表に、「しらさぎ」の基本編成が5両から6両に変更されるとが書かれていましたが、基本編成が5両で最適化されている683系2000番代に付随車(サハ683形)を組み込んで6両化するのは大変ですよね。

それよりも、「はくたか」の廃止などで余剰となる681系(6両基本編成)を「しらさぎ」に転用する方が簡単のように思えます。

 
転用劇が実際にどうなるのか分かりませんが、「しらさぎ」の金沢〜富山間の廃止によって気軽に形式写真が撮れる駅ホームが激減するのは確実なので、北陸地区のJR車両をどこで形式写真を撮ればいいのか?

ダイヤ改正以降はこのことが大きな課題になりそうです。

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