「雷鳥」のちょっと変な付随車(サハ481-751)
今回も掲示板に置いたままになっていた形式写真をアップいたします、特急「雷鳥」で使用されていたサハ481形750番代(サハ481-751)です。
「雷鳥」は東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年10月から半世紀近くにわたって関西地区と北陸地区を結んでいた特急列車でした。
横軽対策の489系や寝台電車の間合い運用で581・583系が使用されたこともありましたが、「雷鳥」といえば485系でしょう。
681・683系の投入により485系「雷鳥」が徐々に「サンダーバード」へ置き換わっても一部の特急列車は「雷鳥」のままで残っていましたが、2009(平成21)年からの683系4000番代投入により「雷鳥」は減少し、2011(平成23)年3月11日を最後に「雷鳥」は廃止されました。
2003(平成15)年にボンネット形先頭車(クハ481形初期形)の淘汰後に大掛かりな編成組み替えがおこなわれ、サハ481形に新形式区分がいくつか誕生したので、そのときから「雷鳥」用の車両をこまめに撮りに行っていました。
長大編成で組み替えがおこなわれると「サハ」が消えることが多いのですが、このときはグリーン車を「サロ」から「クロ」に変更した関係で、従来連結されていなかった「サハ」が組み込まれることになりました。
このときは「しらさぎ」から持ってきた「サハ」だけでは所要両数に足らなかったので、中間電動車からモーターを撤去した「サハ」が数両誕生し、「雷鳥」編成に組み込まれました。
このときに改造された「サハ」のうち、モハ485形1000番代を電装解除したのがサハ481形750番代です。
この区分は サハ481-751 の1両みのでしたが、パンタグラフ撤去車のような外観上での面白味が欠けていたので、あまり注目されなかったのではないでしょうか。
サハ481-751(京キト) 2007年8月5日 敦賀駅
サハ481-751 の種車は モハ485-1029 で、青い「しらさぎ」から「雷鳥」に転用するときに電装解除した車両です。前位車端部(写真左側)の手すりが485系の元1000番代であることを示しています。
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