先週のゲリラ豪雨で床上浸水してしまいました(写真は モハ380-1044)
私ごとですが、先週月曜日(8/27)の20:30過ぎのゲリラ豪雨でトレインブックスの書庫として使っている事務所が雨漏りで床上浸水してしまいました。
鉄筋コンクリートの事務所ビル(3階建て)の3階で、お隣も浸水していたようです。
一番酷いときの水位は2〜3cmだったようでしたが、床に置いてあった本が約500冊がダメになり廃棄、床に敷き詰めていたタイルカーペットはすべて水没し、この30年間撮りためていた形式写真のネガ・ポジフィルムの一部が天井からの水滴で被害を受けてしまいました。
浸水被害に気付いた日(8/28)から毎日昼夜を問わず復旧作業を行い、ようやく一昨日(9/3)からフィルムの片付けに取り掛かれるようになりました。
が、水に濡れたフィルム・ファイルのバインダーを開けると信じられない光景が…
水没被害を受けたポジフィルムの一部
なんと、なんと…
一部のポジフィルムの乳剤(色素層)が溶け出していました。
慌てて残りのフィルムを2晩ほぼ徹夜して水洗いして、何とか救い出しましたが、ベースフィルムがふやけてしまってしまい平面が取れないほどになってしまいました。
フィルムの色素層が溶出してしまった120サイズのポジフィルムは3本ほど。
水洗が必要なほど水没してしまった120サイズのネガ・ポジフィルムは52本(15枚フィルム換算)。35mmサイズのモノクロネガフィルムは2本。
水没は免れたがファイルが濡れてしまって交換が必要なフィルムは200本ほど(120サイズの15枚フィルム換算)
ビルの屋上の配管が詰まっていたために行き場を失った雨水が天井を突き抜けたようで、天災と人災の合わせ技です。
床上浸水に気が付いた先週の火曜日(8/28)からは毎日毎日片付けの繰り返し…
かなり疲弊しきっていますが、ここで報告できるまでは回復しましたので、あと数ヶ月掛けて残りの片付けをしていこうと思っています。
* * *
こういう写真をたまたま撮っていたからバチが当たったのでしょうか?
モハ380-1044(福フチ) 2014年8月16日 天橋立駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
何てことのない、短期間だけ活躍した381系の特急「こうのとり22号」の中間電動車、モハ380-1044(福フチ)です。
実は、この モハ380-1044 を含むフチFE63・FE631編成はこの写真を撮影した約3時間後に、福知山線丹波竹田駅にて集中豪雨に見舞われ冠水してしまい、電気機器の水没のため復旧されずに廃車となってしまいました。
このような曰く付きの車両を撮影した影響が、巡り巡って降りかかってきたのでしょうか?
これからは気を付けて謙虚に過ごしていこうと思っています。
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