「WEST EXPRESS 銀河」の個室グリーン車 クロ117-7016
2度目の新見遠征は、DEC100-1 のリベンジだけが目的ではありませんでした。
新見まで遠征した11月23日(祝)は、下関総合車両所岡山電車支所(中オカ)の213系“ラ・マル・ド・ボァ(La Malle de Bois)”仕様車(オカLA1編成)と吹田総合車両所京都支所(近キト)の117系“WEST EXPRESS 銀河”仕様車(キトM117編成)の2編成が新見入りする唯一の日。
213系“ラ・マル・ド・ボァ”仕様車は臨時快速「ラ・マル やまなみ」として岡山~新見間を運転、そして、117系“WEST EXPRESS 銀河”仕様車は“115系湘南色 & WEST EXPRESS 銀河 展示会 in 新見列車区”のために新見にやって来ました。
213系“ラ・マル・ド・ボァ”仕様車は、普段設定されている臨時列車の運行区間ではきれいな形式写真が撮れません。
一方、117系“WEST EXPRESS 銀河”仕様車は国鉄形車両からの改造車なので、いつ引退してもおかしくない状況…
これらが一度の遠征で撮れるなら申し分ないなぁ〜と漠然と思っていましたが、今回は運よく双方の編成の6両がすべて撮影できました(一部の車両は別の機会に撮り直ししたいレベルですが…)。
今回のリベンジ遠征は形式写真仲間のオジサンが3人集まって談笑しながらの撮影でしたが、たまにはこういうのも良いですね〜
あと、今回は津山にクルマを駐めて、津山〜新見間は旅行アプリ「tabiwa by WESTER」の周遊パス“tabiwa 森の芸術祭2デイパス”を使って姫新線経由で現地入りしました。
“tabiwa 森の芸術祭2デイパス”の周遊区間
クルマ遠征のときはほとんど休憩時間が取れないのが大きな問題ですが、こうやって一部区間で鉄道移動ができると身体が休まります。
「tabiwa by WESTER」にはたくさんの周遊パスが用意されているので、しばらく遠のいていたJR西日本管内への遠征を復活させていこうと思っています。
ということで今回は、DEC70O-1 とともにキレイに撮影できた“WEST EXPRESS 銀河”編成の京都方先頭車(6号車)、“プレミアルーム”と名付けたグリーン個室を5室設けた クロ117-7016(近キト)をアップしたいと思います。
夜行運転時に1名用と2~3名用の各個室がベッド状に転換できるので、“クロ117”というより“クロネ117”を名乗った方がいいのでは?と思うほど、ほとんど寝台車の内装に改造されました。
クロ117-7016(近キト) 2024年11月23日 新見駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
“WEST EXPRESS 銀河”編成は「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」の3つをキーワードに掲げているため、編成内の各車両は接客設備が1両ずつ異なっています。
回転クロスシートを備えたグリーン座席(ファーストシート)と普通座席のほかに、グリーン個室(プレミアシート)、ノビノビ座席(クシェット)、コンパートメントシート(ファミリーキャビン)など、旅行のスタイルに合わせて座席の種類を選べるようになっています。
117系7000番代 キトM117編成(“WEST EXPRESS 銀河”仕様車)
上の編成図をクリックすると大きく表示されます。
寝台車扱いとはせずにグリーン車または普通車として設定しているので、ベッド転換時は寝台ではなくフルフラットシートとして扱っているのが面白いところです。
また、上の編成イラストには記入していませんが、ほとんどの車両にフリースペースが設けられているので、座席や個室から離れても乗客がゆったり寛げるように配慮されています。
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人気があるのも頷けるような気がします。
JR東日本でもこういう列車を走らせてくれないでしょうか?
“のってたのしい列車”シリーズとはちょっと違うんですよね…
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