播但線用のクモハ103形3500番代(クモハ103-3506)
この春は関西への遠征を強化していて何度か22X系を撮りに出掛けてました。
こちらでの報告は1回だけですが、先頭車への転落防止ホロの取り付けが進んでいるので、少々焦りを募らせながらも地道に撮ってました。
一方、引退が見えてきたJR西日本の103系についてはやや放置。
中判カメラ時代はもとよりデジタル一眼レフカメラに切り替えてからも撮り直しはせず…
そもそも103系は長らく撮影対象外。
ここまで撮ってないと意地でも撮らないと決めてもいいのですが、ここ10年ぐらいは撮影対象にこだわりを持たないことに決めていたので、阪和線に225系5100番代が投入される直前に撮りに行ってもいいかなぁ、と10日ほど前の6/28(火)に上野芝まで遠征してました。
残念ながら当日は予報よりも悪化して堺地区は雨。
しかも、雨雲レーダーに映らないのに看過できないほど強く降る霧雨。
完敗…
読書をしながら時間を潰しましたが、このまま長時間滞在しても撮れる気がしなかったので、昼過ぎに上野芝を発って姫路に移動。
そして、以前から気になっていた播但線の103系3500番代を撮ることにしました。
途中、神戸の辺りで晴れるなど不安定な天気でしたが、姫路はいい具合に曇り空。
これで成果なしからは免れました。
* * *
今回は先日の関西遠征で唯一の成果となった播但線用のクモハ103形3500番代、クモハ103-3506(近ホシ)をアップしたいと思います。
クモハ103-3506(近ホシ) 2016年6月28日 姫路駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
播但線の電化区間(姫路〜寺前間)はほとんどが103系3500番代で運用されています。
すべてが先頭車化改造車となっている103系3500番代は網干総合車両所(近ホシ)に配置されており、2両編成という最短の編成が組まれています。
写真の クモハ103-3506 はオリジナルのクモハ103形に体質改善工事を施したように見えますが、元を辿るとこの車両は中間車の モハ103-729 です。
1989(平成元)年4月に片町線用として先頭車化されて自動解結装置付きの クモハ103-5013 となり、JR東西線開業前に奈良へと転属となり、1994(平成6)年6月に自動解結装置が撤去されて クモハ103-2512 となりました。
クモハ103-2512 とユニットを組んでいた モハ102-885 の先頭車化改造に合わせて当車にも体質改善工事が施工されたので、1997(平成9)年12月に クモハ103-3506 に改番されました。
関西地区の103系の転用劇を物語るような改造遍歴を持つ車両ですが、当面は大阪環状線と阪和線の103・201系の置き替えが優先されるので、播但線ではもうしばらく103系の活躍が見られそうです。
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