広セキC43編成から外された クハ115-604
大分・下関遠征のときに撮影した下関総合車両所(広セキ)の珍車両、クハ115-604 と クハ115-605 のアクセス数が急に増えはじめました。
これは関西地区で余剰となった113系クハに115系化改造を施して広島地区の老朽化した初期形クハを置き替える、このような動きがはじまったためのようです。
すでにアップ済みの クハ115-604(広セキ)ですが、公式側(2-4位側)も撮影していましたので、今回はこちら側の形式写真をアップします。
クハ115-604(広セキ) 2012年3月17日 下関駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
クハ115-604 は広セキC43編成の下関方に連結されていましたが、広ヒロF16編成の クハ111-2606 を改造した クハ115- 2606 2515 によって置き替えられたようです。
C43編成に組み込まれた クハ115- 2606 2515 ですが、こちらは クハ115-604 よりも改造遍歴が複雑な車両で、もともとは1978(昭和53)年製のクハ111-2015でした。
その後、クハ111-7015(1992年/高速化改造) → クハ111-7606(1994年/自動解結器取付) → クハ111-2606(2008年/高速化解除) → クハ115- 2606 2515(2012年/115系化)。
7/14 追記
クハ115-604 の代わりに クハ115-2515 を連結した4両編成が7/13から運用に入ったそうです。編成番号はC43からR02に変更されましたが、塗色は広島更新色のようです。
自動解結器の撤去のときに元番号への復帰がなされずイレギュラーな改番が行われたので、このようなメモを残さないと経歴のイメージが湧かない車両になってしまいました。
今後もこのような改造車が増えるか分かりませんが、JR東日本では過去の形式になりつつある115系がJR西日本では新区分誕生、こんな不思議な現象が生まれています。
なお、クハ115-604 以外の3両は1978(昭和53)年製の1000番代で、しかも2009(平成21)年に30N体質改善工事を受けているため置き替えられていません。
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