岡山電車区の方転改造車(クハ115-1405)
今回も「国鉄直流近郊型電車の完成形! 形式115系」に掲載できなかった形式写真をアップします。
岡山電車区(岡オカ)のD28編成で使用されている クハ115-1405 です。
クハ115-1405(岡オカ) 2013年5月10日 庭瀬駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
クハ115形1400番代は、1986(昭和61)年11月ダイヤ改正で岡オカの6両編成が3両化されたときに、奇数向きのクハ115形1100番代を偶数向きに方向転換したグループです。
種車は クハ115-1145・1149・1154・1156・1157 の5両で、トイレ付きに仕様変更された増備車が方転されたため、方転改造にともなうトイレの設置は行われていません。
そのため、パッと見で方転改造車を見分けることはできません。
「形式115系」のP149中段の クハ115-1401 は、昭和54年度第2次債務車の クハ115-1145 からの改造車のため冷房装置脇のランボードが従来形になっています。
しかし、P149下段の クハ115-1405 は昭和55年度第2次債務車以降の増備車からの改造車のためランボードの形状が201系のような傾斜形に変更されています。また、この増備車は塗り屋根で落成した車両でした。
現在、クハ115-1405 は2004(平成16)年に切妻形で先頭車化されたクモハ115形1600番代を連結したD28編成で使用されており、ワンマン運転対応の機器箱が運転室助士側後部に設置されたため、同部分の狭窓が埋められています。
D28編成の奇数方(東京方)の クモハ115-1659 はこちらにアップしたことがありますが、2012(平成24)年2月に濃黄色に塗り替えられたため、京阪神更新色のすがたは過去のものとなりました。
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