新元号発表にちなんで“旅万葉”ラッピングのクハ104形(クハ104-501)
本日(4/1)、新しい元号の発表がありました。
新元号は「令和(れいわ)」です!
平成に元号が変わったときは、昭和天皇の体調悪化が報じられたころから西暦を使うようになってましたし、昭和天皇が崩御されてから新元号が発表があったということもあって、世の中はお祭りムードからほど遠い雰囲気に包まれていました。
当時の“自粛ムード”は相当なものでしたからね…
新元号が発表されたからといって無責任に喜んでいるとバチが当たる、そんな感じでした。
でも、今回は崩御をともなわない生前退位で、その一環として新元号が事前公表されました。
昭和から平成に変わったときの“自粛ムード”を経験しただけに、今回のようにお祝いムードのなかで新元号が発表されると明るい気持ちになれます〜
平和なことを実感したからでしょうか、それとも歳を取ったからなのでしょうか?自分でも不思議です。
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新元号の“令和”は日本最古の歌集「万葉集」にある「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」との文言から取られたものだそうです。
この新元号発表から連想するような国鉄/JR車両は何かないかなぁ〜、と探してみたところ、吹田総合車両所日根野支所新在家派出所(近ヒネ)で数年前に見られた“旅万葉”ラッピングの105系がありました。
和歌山線や桜井線(万葉まほろば線)で使用されている引退間近の105系です。
奈良遷都1300年祭を機に色彩豊かなラッピング塗装が施されていましたので、今回はSW01編成の クハ104-501(近ヒネ)をアップしたいと思います。
クハ104-501(近ヒネ) 2016年4月27日 五条駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
ヒネSW01編成は クモハ105-501 とペアを組む2両編成で、2009(平成21)年11月にラッピング塗装が施工されました。
藤原鎌足や柿本人麻呂、額田王、大伴家持、大伴旅人、山上憶良といった万葉歌人の人物画と和歌、そして背景に三輪山や耳成山、香具山などの風景が描かれています。
その後、2009(平成21)年11月末に“万葉の四季”(SW02編成)、2010(平成22)年3月には“万葉の四季”(SW07編成)と“万葉の四季彩”(SW08編成)が追加されましたが、各編成ごとにカラーリングやテーマが異なっていました。
写真のヒネSW01編成は約8年間も“旅万葉”ラッピングをまとっていましたが、2017(平成29)年4月にラッピングが剥がされて、その際に車体塗色も従来の春日色から和歌山地区地域色の青緑色に変更されました。
ヒネSW01編成は103系の延命NB工事に準じた延命工事が施工されているので、105系4ドア車では珍しく戸袋窓が埋設されています。
この改造工事は3編成(6両)のみ終了してしまったため、105系4ドア車では少数派の撮影困難車となっています。
近ヒネの105系4ドア車は秋までに227系1000番代に置き替えられてしまうので、五条や和歌山を再訪してみたいと思っています。
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