13年ぶりに撮影した米トリの キハ47 41
Facebook は写真の投稿が楽なので、鉄道写真系のグループに入っていると色々な写真が見られます。
ときには、オッと驚くような写真が投稿されることがありますが、半数以上の写真には撮影日と撮影場所が付記されていません。
せめて、だいたい何年ごろ、とか書いてもらえるとありがたいのですが…
こういう写真はアップすることが目的みたいで、もったいないです。
結局、気になる写真があったとしても、いつ撮ったのか分からず、何の役にも立たないことがあります。
アップした本人は何かの役に立てようなんて思ってないでしょうから、こういう感想を持つのは余計なお世話でしょう。ネタ提供ができた時点で終わりなのでしょうから。
でも世の中は広いもので、本人が気付かないような活用のされ方があるので、最低限の情報として撮影日と撮影場所は書いておいてもらいたいものです。
なんでこんな愚痴を書いたのかと言いますと、
昨日(6/20)は中国・四国遠征のときに撮影した“花笠色”の キハ47 146 をアップしましたが、それを受けて「デジタル形式写真館」のYokoyamaさんが6年前の同車の写真を Facebook にアップしていただいたからです。
この6年のあいだのビフォーアフターが分かる写真でした。
同車は延命工事を受けたため外観の印象が変わりましたが、それだけではなく、その前後でイラストの描画(貼付)位置が変わり、2位の所属・定員表記もそれまでの白色から黒色に変わるなど、細かい部分で変化がありました。
キハ47 146 の車体2位側の所属・定員標記
鉄道車両を模型化する場合は、列車や車両のプロトタイプを設定し、可能なら時代設定をして楽しみます。
車両研究なら、後年改造の時期を想像したり、その車両の歴史を調べたりして楽しんでいます。
そういう楽しみをするうえで大切なのは資料集めと写真集めです。
今の時代、色々な情報が飛び交っていますが、誰かが何かのために有益な情報を集めていることが多いので、その方々のためにも写真の場合は撮影日と撮影場所が分かるようにしていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
* * *
今回は鳥取駅に行った6/4(水)に キハ47 146 とペアを組んでいた キハ47 41(米トリ)をアップします。
キハ47 41(米トリ) 2014年6月4日 鳥取駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
この車両は、サラリーマン時代の2001(平成13)年2月に出張の帰りに撮影したことがあり、ブログにも掲載したことがあります。
こちらを見ていただくと分かりますが、ほぼ同じ場所です。
当時はワンマン化された程度で、原形に近い外観でした。
この13年のあいだに、冷房化や機関(エンジン)の換装(DMF15HSA→SA6D125H-1H)が行われ、延命工事によって側窓の交換、屋根上の通風器撤去、戸袋窓の埋め込みなどが行われました。
そして、すごく地味な話しですが、
2001(平成13)年当時、キハ47 41は寒地向けのシャッター付きのタイフォンを装備してましたが、現在は暖地向けのスリットタイプに改造されていることが分かりました。
しかも、スリット枠の形状は キハ41 2002 などとは違って、突起部分ギリギリまでの大きいものです。
キハ47 41 のタイフォンまわり 2014年6月4日 鳥取駅
落成当初、キハ40系は寒地仕様のシャッター付きタイフォンを装備していましたが、JR西日本・JR四国・JR九州では多くの車両がスリットタイプに改造されました。
タイフォンという模型化するうえでは小さな部品でも、実車をよく見てみると様々な形状のものが存在しています。
こういうのを見始めると泥沼にはまるかも知れませんので、タイフォンを見過ぎないように気を付けてください。
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