快速「とっとりライナー」のキハ126形10番代(キハ126-13)
ブログにするようなネタがないとき、そんなときのために予めアップする写真を用意していますが、それだけではお蔵入りになっていまうことがままあります。
そうならないように鉄道ニュースをチェックしておくといいのですが、どうしてもそういうのは首都圏中心になるので、遠征に行ったときに撮った写真は出番がなくてそれっきり。
なら、撮影した車両の解説を付けれておけば、いつでもアップできまる。
なんてことは“言うは易く行うは難し”で、なかなかこういうときのために時間を作って用意しておくことができません。
かといって、時事ネタとして選挙の話しを書くのも変なので、今回もレタッチが終わったまま放ってあった形式写真をアップします。
快速「とっとりライナー」などで使用されている後藤総合車両所(米トウ)の キハ126-13 です。
キハ126-13(米トウ) 2014年6月4日 米子駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ126形10番代はトイレなしのキハ126形1010番代とユニットを組んで運用されていますが、こちらの2両編成は鳥取県の資金援助を受けて製造されたため、山陰本線浜坂〜益田間で使用されています。
特急形のキハ187形と同様の駆動機関(エンジン)を1台搭載し、2軸駆動となっているので抜群の安定感を誇る車両で、電車並みの加速度を活かして鳥取地区のスピードアップに貢献しました。
転換クロスシートまでは装備してないので残念と言われることがあるようですが、これは着席定員を増やすという考えから仕方ないと思われます。
しかし、キハ58系などと比べてはかなりシートの座り心地もよく、シートピッチも1,600mmと国鉄時代の急行形車両より広く、内装材には木質系のものが使用されているので乗っていて気持ちのいい車両です。
急行形車両の代表格の165・455系電車は1,460mm、キハ58系気動車は1,480mm、1970年代に登場したキハ65形と12系客車は1,580mmですから、キハ126形のボックスシートがゆったりしていることが分かります。
先頭部が切妻形になっているのでデザイン的には厳しいですが、これはコスト的な問題とスペースの制約があるので仕方ないところ。一般形車両ですからね…
鳥取地区には、キハ126形10番代を両運転台化した構造のキハ121形も投入されており、この2形式を組み合わせて1〜4両編成が簡単に組成できるので、キハ58系時代よりも有機的な運用ができるようになりました。
趣味的にはキハ40系推しですが、キハ121形とキハ126形のアコモデーションを見てしまうと、鳥取地区の高速道路網が完成する前までに新形車両を投入しておいた方がいいのでは、と心配してしまいます。
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