“春の臨時列車のお知らせ”について(写真は“RED EYE”編成の サハ811-8201)
昨日(1/21)、JR各社から“春の臨時列車のお知らせ”についての発表がありました。
3月からの撮影計画のためにリストにしてまとめてみました。
デルタ株からオミクロン株へと急速に置き換わったとはいえ新型コロナウイルスの影響はまだまだありそうなので、運転本数を抑え気味の状況が続いています。
いつになったら以前のような本数が発表されるのか心配になってしまいます。
JR東日本(全体)
JR東日本(盛岡支社)
JR東日本(秋田支社)
JR東日本(仙台支社)
JR東日本(新潟支社)
JR東日本(高崎支社)
JR東日本(水戸支社)
JR東日本(千葉支社)
* * *
今回も南福岡車両区(本ミフ)に配置されている営業列車検測装置(モニタリング装置)搭載車をアップしたいと思います。
JR九州では、“列車巡視支援システム”と“電車線路モニタリング装置”と呼ばれる営業列車検測装置(モニタリング装置)を搭載した811系(“RED EYE”編成)が営業列車で2本運用されています。
そのうちの1本は列車巡視支援システムと電車線路モニタリング装置を双方搭載しているため、今のところ唯一の形式区分となっているサハ811形8200番代(サハ811-8201)が組み込まれています。
前回もご覧いただきましたが、サハ811-8201 を含むミフPM8105編成の編成図は以下の通りです。
ミフ PM105・PM8105編成(811系)
上の編成図をクリックすると大きく表示されます。
サハ811形8200番代の種車、サハ811形200番代は団体臨時列車や臨時急行列車などで使用できるようにトイレ付きで落成した区分です。
しかし、2編成分の2両しか製造されなかったのと、811系を使った臨時列車がほとんど運転されなくなったため、同車のトイレは列車運用上活かされることなく無用の長物と化していました。
トイレ付きの第1編成となるPM105編成は、2019(平成31)年3月にリニューアル工事が施工されました。
その際に2号車の サハ811-201 はトイレを機器室に転用され、屋根上に投光器とモニタリング用のカメラが8基ずつ設置されました。
トイレ窓は存置されていましたが、同部分床下の汚物処理装置は撤去されています。
サハ811-8201 の旧トイレの機器室側(2位側)から撮影してアップしますが、こんな感じです〜
サハ811-8201(本ミフ) 2019年4月23日 香椎駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
写真をよく見ると、機器室付近の台車(TR235QA)の後位側に車軸発電機が取り付けられています。
これは走行速度の推移からカメラの撮影位置を割り出しながら巡視するためと思われます。
JR九州の発表資料から、モニタリングカメラは架線以外の角度にも向けられているので、架線柱やトンネルなどの周囲の構造物も記録できるようになっています。
電車線路設備検査のイメージ(JR九州発表資料より)
旧トイレの機器室とは反対側(1-3位側)は一般のリニューアル工事施工車(サハ811形1500・1600・2000番代)と同じ外観となっています。
サハ811-8201(本ミフ) 2019年4月23日 香椎駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
こちら側は“CT”マークが規則的に貼付されていますし、同車には赤色の“RED EYE”ロゴもありませんので、屋根上の検測機器が目に入らないと気が付かないレベルです。
未改造のサハ811形200番代は サハ811-202 が1両残っています。
リニューアル工事が施工されれば サハ811-202 のトイレは撤去されると思いますが、電車線路モニタリング装置が搭載されるか、客用の側窓が取り付けられるか、どうなるか気になるところです。
811系0番代のリニューアル工事がまだ終了していないので、答えが分かるのはもうしばらく先になりそうです。
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