「ソニック」の先頭車 クモハ833形(クモハ883-6)
今回は特急「ソニック」の小倉方の先頭車(制御電動車)、クモハ833形です。
写真の クモハ883-6(分オイ)は昨日アップした サハ883-6 とユニットを組んで使用されています。
JR九州の883系交流電車は1994〜1996(平成6〜8)年に4回に分けて8編成が製造されました。
2005〜2007(平成17〜19)年にリニューアル工事が実施されて写真のようにメタリックブルー一色に塗装されてしまいましたが、それまでは先頭部ブロックと出入扉のみセルリアンブルー塗装で、そのほかはステンレスの無地でした。
登場時期によって前頭部ブロックにバリエーションがあり、1次車(Ao1・Ao2編成)は前照灯の間にフォグランプが付き、2次車(Ao3編成)で同部分のフォグランプがなくなり、3次車(Ao4・Ao5編成)と4次車(Ao6〜Ao8編成)は同部分(前面パネル)に“S”のエンブレムが取り付けられました。
5両編成で登場した4次車(Ao6〜Ao8編成)は編成ごとに前面パネルと前面ガラス上部の塗色が編成ごとに異なり、先頭車を見るだけで何番編成なのかがすぐ分かる車両でした。
メタリックブルーの塗色になって落ち着いた感じになってしまいましたが、リニューアル前は遊び心満載ながらも格好がいい、JR九州らしい特急形車両でした。
ちょうど鉄道趣味から離れていたときに登場した車両なので、リニューアル前のすがたは記録できませんでした。ちょっと悔やまれます。
クモハ883-6(分オイ) 2012年3月16日 大分駅
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