鹿児島本線では見られなくなった813系200番代と台車の話し(クハ813-227)
ボ〜ッとしていたらブログを更新が疎かになってしまいました。
猛暑日が続く前の7月前半に出撃した写真をブログ用にレタッチしていましたが、少々地味なJR形式の中間車ばかり。
ちょっとこれでは華やかさが足りないので、今回は日付ネタに絡めて813系の車両をアップすることにしました。
今回は、ちょうど今、輸送力向上工事という名の座席撤去工事を施工するために小倉工場に入場しているRM227編成の クハ813-227 をアップしたいと思います。
クハ813-227(本ミフ) 2018年1月23日 鳥栖駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
南福岡車両区(本ミフ)に配置されている813系のうち200・300・1000・1100番代を対象に輸送力向上工事が実施されています。
813系200番代についてはRM227編成のあとにRM229編成も小倉工場に入場したので、200番代として現役なのは直方車両センターに転属したRG228編成の3両だけとなりました。
「今年(2022年)9月末までに、813系の全82編成246両のうち、約6割に相当する153両で撤去を行う計画」と西日本新聞の記事に書かれていましたが、51編成(153両)完了までには残り4編成(12両)。
現段階で未改造なのは、
・300番代 :RM301・RM302編成
・1100番代 :RM1102・RM1103・RM1108・RM1109編成
ぜんぶで6編成(18両)。
記事に書かれていた計画編成の本数よりも2編成多くなっています。
813系300番代は、2002(平成14)年2月22日に発生した鹿児島本線(海老津〜教育大前間)列車衝突事故の代替車両で、機器類の一部は事故車からの流用品が整備のうえ使われています。
どの部品をどう流用したか分かりませんが、現段階で未改造のRM301・RM302編成と、既に輸送力向上工事を施工した元RM303とあいだで決定的に違うのは履いている台車です。
・RM301・RM302編成:DT401K(電動車)・TR401K(付随車)
・RM303編成 :DT403K(電動車)・TR403K(付随車)
DT401K・TR401K は 0・100番代が履いている台車で、中心ピンを差し込む牽引装置にZリンクが使用されています。
一方、DT403K・TR403K は基本的に200番代以降の813系が履いている台車ですが、こちらの牽引装置は1本リンクが使用されています。
よくよく考えてみると、DT403K・TR403K を履いている813系の南福岡配置車と新聞記事に書かれている輸送力向上工事の対象車は51編成(153両)でまったく同じです。
となると、南福岡配置の813系200・300・1000・1100番代のすべてに輸送力向上工事を行うのではなく、南福岡配置車の813系のなかで DT403K・TR403K 使用車についてのみ輸送力向上工事を実施するのではないかという可能性が出てきました。
台車の牽引装置がZリンク式か1本リンク式かの差異が、座席の一部を撤去することに対してどのように影響するのか分かりません。
もしかしたら、RM301・RM302編成は台車だけでなく、台枠など構造上で重要な部分まで流用して製造された車両なのでしょうか?
もし、9月末の段階で813系300番代のRM301・RM302編成が未改造で残っていたら、履いている台車の差異が輸送力向上工事を実施するか否かにかかわることになります。
なんてことを書いてみましたが、あっさりRM301・RM302編成が新区分の2300番代かワンマン対応の3500番代あたりに改造されたら笑っちゃいますよね〜
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