佐賀・長崎地区に転用されたトイレなしのキハ47形寒地仕様車(キハ47 4509)
当ブログの一部パーツが表示されなくなったので、現在は“人気記事” BEST10 が表示されていません。
何処かのタイミングでブログを作ってくれた外注先にメンテナンスをお願いしますので、それまではこの状態が続くことになります。
人気記事を頼らずに、気になる系列やブログ内のキーワード検索を活用していただきたいと思っております。
申し訳ございません。
参考までにどのような記事が皆さんに読まれているのか管理画面で確認したところ、過去1ヶ月の範囲では クハ415-1901 が断トツでした。
数か月前に“乗りものニュース”で クハ415-1901 のことが採り上げられたからだと思いますが、これを機に画像検索をして来訪してくださった方が多かったようです。
2番目に見られていた記事は、長崎本線の上下分離区間で使用されている キハ47 3509 でした。
そして、3番目に見られていた記事は、同線区で使用されている“Choo Choo 西九州TRAIN”の キハ47 9041。
理由はよく分かりませんが、アクセス数が2位、3位とも佐賀・長崎地区のキハ47形でした〜
佐賀・長崎地区のキハ47形に特化した模型が発売されのでしょうか?
理由は特定できませんでしたが、長崎本線・佐世保線のキハ47形なら皆さんに喜んでもらえそうなので、今回は寒地仕様車として製造されたにもかかわらず巡り巡って佐賀・長崎地区で活躍している キハ47 4509(崎サキ)をアップしたいと思います。
キハ47 4509(崎サキ) 2023年2月17日 有田駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ47 4509 は、国鉄時代の1985(昭和60)年3月に新潟運転所(新ニイ)から唐津運転区(門カラ)に転属した寒地仕様車 キハ47 1509 からの改造車です。
以前アップした キハ47 3509 と似たような経歴ですが、こちらは唐津からの転出先が熊本ではなく大分で、豊肥本線のほかに久大本線でも使用されていました。
JR九州所属のキハ40系としては珍しく空気ばね台車(DT44A〈従台車は TR227A〉)を履いていたので、機関換装と キハ47 8509 への改番を実施した9ヶ月後の2006(平成18)年3月に空転防止のため動台車を1軸駆動から2軸駆動に改造して キハ47 4509 に再改番されました(2軸駆動化により台車形式を DT44BK に変更)。
空気ばね台車の構造から、軸間に推進軸を通す余裕があったので2軸駆動化されたようです。
しかし、現在は勾配区間での運用はなく、2022年9月ダイヤ改正から長崎本線・佐世保線で使用されています。
佐賀・長崎地区への転用に際し、塗色変更とトイレの洋式化、乗降口ステップの増設などを実施。
同地区のキハ47形は、ホームとの段差が緩和されるように下の写真のようにステップがかさ上げされています。
キハ47 4509 の増設ステップ
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
今年(2024)年6月に公開されたJR九州の有価証券報告書によると、YC1系(2次車)はまだ増備途中の段階で、2026(令和8)年度までにさらに約21億円かけてYC1系(2次車)を増備するとのことです。
YC1系はこれまでに52両が製造されていますが、過去の有価証券報告書を見ると52両製造分の予算は合わせて約128億円。
単純に計算すると、1両あたり約2.4億円です。
量産先行車の2両は試作的要素を含むため割高だったと思うので、今後の製造分は1両あたり約2億円として考えると、約21億円で増備できるのは10両程度と概算できます。
10両という数字は、佐賀・長崎地区のローカル運用を受け持つ佐世保車両センター(崎サキ)のキハ47形と同じです。
同センターの主力はYC1系ですので、ここにYC1系を追加投入すればキハ47形の置き替えだけでなく予備車の削減にも繋がります。
そうなると、佐世保車セに残る少数派の817系の一部運用をYC1系に置き替えることもできるので、同センターの保有車両はさらに削減できます。
そう考えると、青系塗色のキハ47形が長崎・佐賀地区で活躍するのは残り2年ちょっとかも知れません。
もしかしたら、そのときに宮崎地区の713系は引退とか…
佐世保車セのキハ47形は上述のとおりリニューアルを行っているのですぐに廃車されるとは思いませんが、筑豊(直方)や鹿児島、宮崎に転用されて九州色に戻されるかも知れませんね。
コメントの更新情報
トラックバックURL: https://www.train-books.net/jrq_kiha47_4509/trackback/