区間廃止が早まりそうな留萌本線で活躍するキハ54形500番代(キハ54 505)
JR北海道は一昨日(12/9)、沿線自治体とバス転換で合意している留萌本線のうち石狩沼田〜留萌間(約35.7km)の廃止時期を、2023(令和5)年10月1日から4月1日に繰り上げる旨を国土交通省に届出したことを発表いたしました。
同省北海道運輸局が廃止時期の繰り上げを容認していることから、同区間は3月31日の運行を最後に廃止されることになりそうです。
石狩沼田〜留萌間が廃止されると留萌本線の深川〜石狩沼田間は交換設備のない棒線状の盲腸線となります。
現在は峠下駅に交換設備があるのでキハ54形またはキハ150形の運用が2本入り、そのうち1本が毎日入れ替わるように設定されていますが、棒線になると実質1本だけの運用も可能となります。
多客期対応があったとしてもせいぜい2両だけです。
となると、キハ54形500番代が気軽に撮影できた深川駅の端っこの6番ホームはなくなるでしょう。
留萌本線の発着は4番ホームに集約され、深名線があった時代には7番ホームまであった深川駅も4番ホームまでのこぢんまりとした駅に変わります。
過疎化の進展なのかクルマ社会の結果なのか、余所者には詳しく分かりませんが、地方の基幹駅がこれから辿るであろう変化を先取りすることは間違いなさそうです。
定時大量輸送の強みを発揮できない鉄道路線は維持できない。アタマでは分かっていますが、現実を見せられると辛いものがありますね…
キハ54形500番代のトイレ側(2-4位側)を撮りたいと何度も通って、3回目の朝練で撮れたのはつい2年前のことです。
このときに追いかけておいてよかったとと思う今日この頃です。
ということで、今回は深川駅の6番ホームに停車中に撮影した キハ54 505(旭アサ)をアップしたいと思います。
キハ54 505(旭アサ) 2020年10月1日 深川駅
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