JR北海道で最後の原形エンジン搭載車だった キハ40 819
昨年(2020年)は3回ほど渡道してキハ40形700番代(元100番代)の初期車や原形エンジン搭載車などを撮りましたが、予想どおりこれが最後のチャンスだったようです。
今年(2021年)3月のダイヤ改正でH100形が旭川運転所(旭アサ)と苫小牧運転所(札トマ)に投入されて、札トマのキハ40形1700番代の一部とキハ150形が旭アサに転属したため、玉突きで旭アサの700番代が余剰となりました。
最後までオリジナルの角形水タンクを搭載していた旭アサの キハ40 830・833・834 はダイヤ改正後に廃車回送され、その後解体されました。
苗穂車両所(札ナホ)にはJR北海道最後の原形エンジン搭載車 キハ40 819・823 が残っていましたが、こちらも今年(2021年)3月のダイヤ改正後に運用を離脱しました。
2020(令和2)年3月改正で山線区間(長万部〜小樽間)がH100形とキハ201形に統一され、その後、札沼線の北海道医療大学〜新十津川間が廃止されたので、札ナホのキハ40形700・1700番代の定期運用は札幌〜旭川間を1日掛けて往復する1運用のみとなりました。
昨年(2020年)3月ダイヤ改正後に5両が転属または廃車となりましたが、その後も原形エンジン(DMF15HSA)搭載車の キハ40 819・823 は残っていました。
しかし、札ナホのキハ40形(700・1700番代)は1運用に対して7両も配置されて過剰気味だったので、原形エンジンの2両は今年(2021年)の3月以降に運用から離脱。
しばらく苗穂車両所に留置されていましたが、一昨日(8/26)、解体作業場のある苗穂工場に移送されたとのことです。
JR北海道では、ほんの数か月前までは様々はタイプのキハ40形が見られましたが、これで稼働車はキハ40形1700番代だけになりました。
着々と一般形気動車の更新が進んでいますが、異端スカートを取り付けた1700番代も残っていますので、まだまだバラエティーを楽しめそうです。
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昨年(2020年)10月の北海道遠征のときに砂川駅で789系(0番代)を撮っているときに、直噴化されていない原形エンジン(DMF15HSA)搭載車の キハ40 819(札ナホ)を撮影してましたので、今回はこちらをアップしたいと思います。
キハ40 823 は2014(平成26)年5月に小樽駅で撮っていますので、ご覧になりたい方はここをクリック(タップ)して飛んでください。
キハ40 819(札ナホ) 2020年10月4日 砂川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
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