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キハ261系1000番代の中間増結車 タイプ③(キハ260-1317)

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前回に引き続き北海道遠征の地味な成果を今回もアップしたいと思います。

今のところ最終増備タイプに分類されるキハ261系1000番代の中間増結車の キハ261-1317(札サウ)です。

 
キハ260-1317

キハ260-1317(札サウ)  2016年5月6日 苫小牧駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

キハ261系1000番代は、石勝線・根室本線系統の特急「とかち」で使用されてきたキハ183系を置き替え、さらに高速化を図るために2006(平成18)年から製造されています。

「スーパーとかち」の代名詞的存在だったキハ261系1000番代ですが、北海道新幹線開業に合わせた3月26日のダイヤ改正以降は特急「スーパー北斗」の3往復にも使用されるようになりました。

 
キハ261系1000番代は、帯広・函館方にキロ261形1100番代(先頭車)とキハ260形1100番代(中間車)が必ず1ユニット(ST-110X編成)連結され、札幌方にはキハ261形1200番代(先頭車)とキハ260形1200番代(中間車)の1ユニット(ST-120X編成)が連結されるかたちで運用されます。

キハ261系1000番代が4両編成で運用されることはないので(2010年10月〜2013年10月は4両が所定編成でした)、所定編成の両数となるようにST-110X編成とST-120X編成のあいだに中間増結車のキハ260形1300番代を組み込むのが運用上の特徴となっています。

 
現行ダイヤでは、「スーパー北斗」は8両編成が所定となっているので、中間増結車のキハ260形1300番代を4両組み込むのが基本となっています。

しかし、キハ261系「スーパー北斗」は、北海道新幹線開業の乗客増加を見込んでゴールデンウィークが終了するまで10両編成で運用されたので、キハ260形1300番代を6両も連ねた長大編成となっていました。

ということは、乗客がほとんどいない状態でキハ260形1300番代が撮れるのでは?
と、目論んで苫小牧で撮影してきたのが今回の写真です。

予想どおり、まったく乗客のいない車両が1両だけ連結されていました。

 
客室の後位寄り(写真左側)に狭窓が配置されていない最終増備タイプの キハ260-1317 です。

落成して間がないので車体が綺麗。
なのに、旧塗色…

 
地味な成果ですが、こういうのがいいんです。

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