通勤形気動車の中間車 キハ201形200番代(キハ201-201)
一般形気動車はローカル線区で使用されることが多いため中間車形式というものがほとんど存在しません。
まったくないという訳ではありませんが、最近では札沼線用として改造された付随車キサハ144形や札幌地区のキハ201形200番代しか思い浮かびません。
特急形気動車の場合は中間車を連結して比較的長大編成が組めれますが、一般形車両は1両単位で有機的に増解結をおこなうことが多いので、両運転台の車両の方が重宝がられます。
しかし、731系電車と協調運転が行われているJR北海道のキハ201形は3両固定編成で運用されることから、キハ201形200番代という中間車を連結しています。
JR北海道ではキハ201系と呼ばれているようですが、先頭車はキハ201形、中間車もキハ201形。すべてキハ201形を名乗っているので、系列で呼ぶには苦しい形式です。
国鉄/JRの場合、先頭車と中間車とが同じ形式を名乗るのは珍しいことで、急行形気動車のキハ28形くらいでしょうか?
もともと、キハ28形式は1機関(エンジン)タイプの片運転台車両でしたが、国鉄末期に四国・九州地区でグリーン車を普通指定席車に転用(格下げ)したため、元キロ28形のキハ28形5000・5200番代が存在したことがあります。
ほかにこのような例はないと思いますが、JR北海道のキハ201形はすべて同じ形式で、番代区分により連結位置を指定するというかたちを採っています。
今回はキハ201形の中間車、キハ201形200番代のトップナンバー キハ201(札ナホ)をアップします。
そのうちアップするかも知れないですが、パンタグラフが付いていれば、まるで帯色違いのモハ731形。兄弟車だから当たり前かも知れないですが、電車と気動車の違いは相当なものなので、よくここまで外観を揃えたな〜と感心します。
キハ201-201(札ナホ) 2014年5月14日 江別駅
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