「北斗92号」で活躍する“ノースレインボーExp.”の キハ183-5202
昨晩(5/17)、北海道から無事に帰宅。
今回の遠征はまずまずの成果が得られました。
滞在5日間のうち最初の3日間はすべての車両が撮影対象で、とにかく撮りまくった、という感じでした。
とは言っても、天候や障害物、乗客の乗り降りによる車体の揺れなどがあったり、撮影そのものに時間が掛かるので、それほど撮れたわけではないですが、私としては頑張った方だったと思います。
そのため、当初用意したメモリーカード(CFカード)の64GB分があっという間にいっぱいになったので、持ち歩いているパソコン(MacBook Pro 15インチ Retina)にこまめにバックアップしたり、データ破損に備えてサーバにアップロードして4日目(5/16)以降に備えてましたが、それ以降は撮影ペースがパッタリ↓
少しくらいの雨なら問題ないのですが、一昨日(5/16)、昨日(5/17)の札幌周辺は雨が強かったですからね。
昨日は、降水量0mmと雨雲レーダーを参考にしながら白石、厚別、小樽、恵庭へと行きましたが、どこに行っても強い霧雨。スローシャッターで消えるレベルではありません。
本当に降水量0mmなの?って感じで騙されっ放しだったので、午後からは天気予報を無視。晴れ予報になっていた苫小牧に移動しました。
苫小牧は救援車の オエ61 301 を撮りに行った1986(昭和61)年以来、何度も訪れていますが、何故か私が行くと晴れ。ことごとく晴れ。広島と同じくらい相性が悪い場所でした。
今回の北海道遠征でも2回行きましたが、やっぱり晴れ。到着番線の書いてある駅時刻表を撮影しただけ。
でも、昨日の苫小牧は午後から晴れという予報とは違って曇り。しかも、南西の空は雲が取れていたので、露出の心配も無用。こんなこともあるんですね、ってぐらい天気が味方をしてくれました。
おかげさまで、2時間ほどの滞在で撮りたかった車両の1/3くらいが撮影でき、そして昨晩帰ってきました。
* * *
今回は、JR北海道で活躍するジョイフルトレイン“ノースレインボーエクスプレス”の“ラベンダー”こと1号車の キハ183-5202(札ナホ)をアップします。
キハ183-5202(札ナホ) 2014年5月17日 苫小牧駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
“ノースレインボーエクスプレス”と名付けられた5両編成は、1号車から、キハ183-5202(ラベンダー)、キハ182-5251(ブルー)、キサハ182-5201(ライトグリーン)、キハ182-5201(オレンジ)、キハ183-5201(ピンク)の順で組成されています。
3号車の2階建て車両(キサハ182-5201)にはラウンジスペースが設けられ、そのほかの車両もハイデッカー構造となるなど、定期特急列車で使用するにはもったいない装備となっています。
しかし、これは2013(平成25)年7月6日に発生した特急「北斗14号」の車両火災事故後の車両不足によるもので、事故を起こした DML30HZ とその系列の DML30HSJ という高出力機関(エンジン)を搭載した車両(キロ182形500・2550番代、キハ182形400・500・2550・6000番代、キハ183形500・2550・6000番代)が使用休止となったためです。
しかも、キハ182形2550番代という130km/h対応専用車が使用できないとキハ183形3550番代(先頭車)も運用に入れないので、40両以上が北海道内の特急運用から外れてしまいました。
この影響で特急「北斗」4往復と特急「サロベツ」が運行できなくなったため、定期特急「北斗」の減便を補うために「オホーツク」などの予備車両やジョイフルトレイン(リゾート車両)が臨時特急「北斗」として走り、旭川〜稚内間については運休した「サロベツ」の代わりにキハ40形による“臨時快速”が走るなど、JR北海道もその対応に追われています。
今回の北海道遠征でも、スラントノーズのキハ183系200番代を先頭に、運転台付きのキハ183形1550番代を中間車とした組み込んだ苦し紛れの編成が毎日運転の「北斗84・86・89・93号」で使用され、4月1日から毎日運転となった「北斗85・92号」は今回の写真のように“ノースレインボーエクスプレス”編成が使用されていました。
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