「サロベツ」用の指定席仕様車に改造された キハ183-1503
10日遅れで北海道遠征の撮影記録を書いていますが、ようやく最終日、11/21(土)です。
こうやって書いて振り返っておかないと忘れてしまうので、もう1回だけお付き合いください。
今回の遠征は奥さんが海外出張に出るまでが期限でしたので、出張出発日(11/22)までが期限。
どんなに頑張っても、天気予報がしばらく曇り予報になったとしても、11/21(土)が最終日という遠征でした。
この日も道央や道南は曇り予報。
さすがにこの時期になると、少しでも気圧配置が変わり気温が下がると雪が降るので、道央は避けて函館近傍がいい。
可能なら八雲に行って寝台特急「カシオペア」の牽引機DD51形500番代をリベンジ。これが撮れればホッとできる。
そのため宿泊地を函館にしてました。
遠征最終日当日(11/21)はまだ暗い中、函館駅に向かい「スーパー北斗1号」に乗車しましたが、雲ができやすい明け方なのに夜空がきれい。
でも、午前5時更新の天気予報は全道的に概ね曇り。
とりあえず八雲に向かいましたが、日が明けてきてもやっぱり雲がほとんどない状態。
あと数分で八雲なのに辺りはいい天気。
車窓から周りを見渡してみたところ、西の空が真っ黒で雪雲が攻めてきている模様。
でも、南東の空に雲がないと曇りません。八雲で降りたとしても、1時間経ったときに曇る気がしなかったので、下車せずにそのまま「スーパー北斗1号」で北上することにしました。
最終日はいくつかの撮影地を想定していました。
八雲がダメなら長万部。
長万部がダメなら登別。
登別がダメなら苫小牧。
苫小牧がダメなら苗穂。
苗穂がダメなら江別。
すべてダメだったら岩見沢。
結局、「スーパー北斗1号」の沿線は終着の札幌まで晴れていてダメ。
札幌で江別行きの普通列車に乗り換えましたが、江別の手前まではピーカン。
江別の直前辺りからこんどは雪。
最後は岩見沢まで北上してしまいました。
岩見沢は雪雲の合間で、ちょうど曇っていましたが、こんどは撮りたいと思っていた785系のNE-501・502編成が来てくれません。
そのうち14時を過ぎたころから岩見沢も雪が降り始めてしまったので、遠征最終日は終了!
16時ごろに新千歳空港に到着し、21時発の羽田行きの便で帰りました。
この日の撮影枚数は6枚だけ。
撮れたのは、岩見沢駅の留置線に停車中の731系と「サロベツ」のキハ183系、そして日高本線用のキハ40形350番代。
今回はそのうちの1両をアップしたいと思います。
特急「サロベツ」の1号車に連結されている指定席仕様の改造車、キハ183形1500番代のキハ183-1503(札ナホ)です。
キハ183-1503(札ナホ) 2015年11月21日 岩見沢駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ183形1500番代は、キハ183系500番代(N183系)のトイレなしで電源装置付きの先頭車です。
キハ183-1503 は特急「おおぞら」「北斗」などで使用されていた120kn/h対応車ですが、宗谷本線旭川〜名寄間の高速化事業の完成に合わせて特急化された「サロベツ」の指定席仕様車に転用改造されました。
このとき指定席仕様車に改造されたのは キハ183-1501〜1503、キハ182-501〜503 の6両です。
これらの車両はシートピッチが従来の940mmから1,040mmに拡大されて、側面壁下部にコンセントが全席分に設置されています。
窓割りとシートピッチが合わないので、窓柱に当たってしまい眺望が悪いという残念な座席がいくつか存在するようです。
稚内方の先頭車として連結される キハ183-1501〜1503 は、デッキに隣接した座席が3列分撤去されてトイレと洗面所、自動販売機置き場に変更されているため後位寄りの側窓が埋められています(定員:68名→48名)。
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