スラントノーズの影でひっそりと引退したキハ182形0番代(キハ182-30)
Twitterのタイムラインを見たところ、キハ183系の“スラントノーズ”ことキハ183形200番代はダイヤ改正を待たずに定期運用から離脱していたようです。
「オホーツク」「大雪」運用に最後まで入っていたスラントノーズ車は キハ183-213・214・220 の3両で、いずれも札幌方に連結されていました。
キハ183-220 はキハ261系化される前の「サロベツ」時代に撮ったことがありますが、キハ183-213・214 は撮れず仕舞いだった可能性が高いですね。もしかしたら200番代に改造される前に撮っていたかも知れないですが…
「オホーツク」で使用されている車両は岩見沢駅で気軽に撮影できますが、同駅は停車時間が短いのと、乗客の乗り降りで停車中の大半は車体が揺れていてスローシャッターが切れないので、1列車で1両を撮るのがやっとというのがいつものパターンです。
そうなると、どうしても特徴的な先頭車(キハ183形200・1500・1550番代など)か半室グリーン車(キロハ182形)を狙うことが多くなります。これ以外にも稀少区分が「オホーツク」に入ることが多いので、気が付いてみたらほとんど撮っていなかった形式区分がでてしまいます。
なんの変哲もない中間車、キハ182形0番代です。
函館運輸所(函ハコ)からの転入車が「オホーツク」運用に入るようになって“とかち色”のキハ182形0番代はすぐに離脱してしまいましたが、スラントノーズ車のように話題にならずひっそりと消えてしまいました。
普通の中間車は地味ですからね…
仕方のないことです。
ということで、スラントノーズ車の近くにいつも連結されていたのにまったく注目されなかったキハ182形0番代をアップしたいと思います。
特急「オホーツク」の2号車(一部自由席)で使用されていたときの キハ182-30(札ナホ)です。この車両は、車体側面の車両番号標記が切り文字から国鉄書体の塗り文字に変更されています。
キハ182-30(札ナホ) 2016年5月7日 深川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
現役最後のスラントノーズ車は「旭山動物園号」の キハ183-3・4 ですが、こちらも3月24・25日のお別れ運転で引退することが発表されています。
キハ183系初期形として最後に残るのはキロハ182形ですが、こちらも6月までの活躍のようで、「北斗」から転用されるハイデッカー車に置き替えられる予定です。
「オホーツク」「大雪」の3運用を3両のキロ182形7550番代(NN183系)で回すのは不可能なので、キロ182形500番代を7550番代に改造するのか、NN183系とN183系の運用を分けて対処するのか、どうなるのか気になるところです。
しばらくはキハ183系から目が離せませんね…
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