600番代に改番されたオリジナルタイプのEF81形(EF81 716)
九州遠征初日(1/23)の話しの続きですが、その日の黄昏時に撮影したJR貨物の EF81 716(門)がうまくレタッチできましたので、予定を変更して初日の2枚目をアップしたいたと思います。
鳥栖貨物ターミナル駅に留置されている電気機関車のうち1両だけは田代駅のホームの横にいるので、パンタグラフが上がる時間まで待てばきれいな形式写真が撮影できます。
しかし、冬場だとすでに日が暮れてからの撮影になるので、曇っていると逆に露出が足りなかったり、前照灯の光が煌々とした写真になってしまいます。
それを避けるために晴れた日の黄昏時に形式写真を撮るようにしていますが、今回は夕焼けの名残りの赤さが強かったので、レタッチに時間が掛かると思ってました。
そのぐらいの覚悟だったのですが、勘所が分かってきたのか、夕焼けの赤みが強い部分をうまくニュートラルな感じに直すことができました。
どうです…
黄昏時に撮った形式写真には見えないと思いませんか?
ということで、今回は門司機関区の EF81 716(元EF81 116)です。
EF81 716(門) 2018年1月23日 田代駅(鳥栖貨物ターミナル駅)
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
国土交通省の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」等によって、運転速度が100km/hを超える線区を走行する車両については運転状況記録装置等の搭載が義務付けられました(2016年6月30日が猶予期限)。
JR旅客会社が所有するEF81形には運転状況記録装置が取り付けられましたが、JR貨物のEF81形は同装置が追設されなかったので最高速度が100km/hに制限されています。
同じ形式にも関わらず保安装置の有無により最高速度が区別されているため、JR貨物所有のEF81形0番代は原番号に600にプラスする措置が取られました。EF81形には他にも300・400・450・500番代が存在しますが、こちらはJR旅客会社に所属車がいないので改番されませんでした。
EF81形600番代はこのような経緯で登場した区分ですが、このような措置が執られた2012(平成24)年には初期車のほとんどが淘汰されていたので、EF81形600番代のほとんどは700番代を名乗っています。
しかし、日本海縦貫線のEF81形がEF510形に置き替えられたため、EF81形600番代も稼働車は富山機関区から門司に転属した数両だけとなってしまいました。
JR貨物になってから更新工事が実施されたため車体裾部に白線が追加されていますが、JR東日本所属車では見られなくなった運転室側面の落とし窓の点検蓋が残っています。
流石に、客車用の電気暖房(EG)の表示灯は撤去されているので、乗務員扉横が寂しいですけどね…
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