小牛田〜石巻港のコンテナ輸送で試用されている愛知機関区の DD200-901
来週の8/21(水)に発売される「列伝シリーズ05 ひたち列伝」の執筆と、ここ数ヶ月ほど睡眠障害が悪化して昼夜逆転するほど生活のリズムが崩れてしまったため、ものごとに集中して取り組むことが難しくてブログの更新ができませんでした。
6月下旬の東北遠征の報告が途切れた一方で、「ひたち列伝」に絡んで何度か遠征に出掛けていましたが、アタマの中を整理したいので時系列順に撮影報告を続けてみたいと思います。
JR東日本のフリーきっぷ“大人の休日倶楽部パス”を使って東北遠征に出発したのは、6月29日(土)。
初日は「はやぶさ101号」と仙石東北ラインの「特別快速」を乗り継いで石巻に向かい、仙台機関区(仙貨)のDE10形と愛知機関区(愛)のDD200形を撮りました。
初日(6/29)の成果はDE10形の2両とDD200形の合計3両だけ。
このまま2日目(6/30)の話しに移って別の場所で撮影した形式写真をアップするつもりでしたが、ボンネットの短い第2エンドから DD200-901 の形式写真を撮影してましたので、今回はこちらをアップすることにします。
今のところ第1エンドに比べて撮影チャンスが少ないので、何らかの参考になってもらえると嬉しいです〜
DD200-901(愛) 2019年6月29日 石巻駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
DD200-901 は今年(2019年)2月に撮影済みでしたが、このときは滞在時間が短かったこともあって第1エンドしか撮影できませんでした。
しかし、今回は半日以上も石巻駅に滞在してパーツ写真を撮るだけの余裕がありましたので、保安装置表記についても撮ってみました。
JR各社の本線で走行することを想定した機関車なので、乗り入れ可能な保安装置の略号が4つも並んでいます。
PF : ATS-PF(ATS-PのJR貨物仕様)
DF : ATS-DF(ATS-Sにデータベース機能を搭載、JR北海道ATS-DN・JR九州ATS-DKと互換性あり)
SF : ATS-SF(ATS-Sに絶対停止機能を追加したJR貨物仕様)
Ps : ATS-Ps(ATS-Sにパターン機能を追加、JR東日本の仕様)
EH500形やEH800形も4種類の保安装置に対応してますが、ATS-DF の代わりに青函トンネルの DS-ATC を装備しているので、JR北海道(ATS-DN)とJR九州(ATS-DK)の区間には入線できません。
現在、青函トンネルはEH800形に限られているので、この区間を除く全国のJR貨物の営業区間に入れるように保安装置を装備しているのは今のところ試作車の DD200-901 だけです。
今年度(2019年度)中にDD200形の量産車が製造されますが、配置区を絞ったうえで全国で活躍することになると思われるので、全国各地の保安装置に対応した装備で落成されることになるのでしょう。
令和の時代が始まったこの時期に、国鉄時代のように全国転配を想定した機関車が地味に活躍している、という話しでした。
コメントの更新情報
トラックバックURL: https://www.train-books.net/jrf_dd200-901_2/trackback/