211系への置き替えが始まった高タカ115系の少数派形式(サハ115-1007)
先日、JR東日本高崎支社は、信越本線(高崎〜横川間)、上越線などで活躍する115系を8/22(月)から順次211系リニューアル編成に置き替えることを発表しました。
高崎車両センター(高タカ)には湘南色の115系が77両配置されています。
3両編成と4両編成が2種類があり、それぞれ11本が組成されています。
3両編成のほとんどがリニューアル工事施工車で、4両編成はすべて未施工車です。
4両編成のうち2本(T1044・T1159編成)はサハ115形を組み込んだ予備編成で、中間に組み込んだサハ115形を抜き取れば3両編成になるので、髙タカの115系すべての運用に入ることができます。
新潟車両センター(新ニイ)にもサハ115形が2両配置されていましたが、先ごろ発売された鉄道ダイヤ情報によると、この2両は廃車されてしまったようです。
このため、現役のサハ115形は髙タカの サハ115-1007 と サハ115-1019 の2両だけとなりました。
この2両が廃車されるとサハ115形は廃形式になります。
これまでに何度か書きましたが、中間付随車のグリーン車“サロ”と普通車“サハ”は第一線から退いて短編成化されると真っ先に運用からハズされて廃形式になるのが世の常です。
JR東日本の115系の場合は、新ニイと高タカにクモハ115形が多く在籍していた関係で中間にサハ115形を組み込んだ4両編成が組成されたため細々と生き長らえることができました。
“サハ”にしてはよく頑張った方だと思います。
このような背景があるので“サハ”を真っ先に撮影するようにしてますが、乗っていても軽やかな客車のような走行音や揺れを感じられるので、“サハ”という存在が結構好きなんですよね。
そんな中、高タカの115系は4両編成から置き替えが開始されるのではないか、という噂が…
211系リニューアル編成の運転開始日の直前、日曜日(8/21)に サハ115-1007 が循環運用で横川に入るのが確定的になったので、これを撮りに横川まで行ってきました。
サハ115-1007(高タカ) 2016年8月21日 横川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
“乗客がほとんどいない状態でサハ115形1000番代を撮る” という気持ちがあったので、ここ数ヶ月ほど横川にサハ115形が入る運用を調べていました。
でも、T1044・T1159編成は予備のため“サハ”が抜かれることが多く、サハ115形を連結した編成が横川に入る確率は一般の4両編成よりも低くなります。
“サハ”込みの編成が横川に入ったとしても、その日に横川が曇るかどうかは別の話し。
しかも、その日に自分が横川に行けるかどうかも別の話し。
そう考えると、やっぱり横川での“サハ”狙いは年単位になってしまいますね。
高タカ115系 T1044編成(右側が上野方)
一昨日(8/21)も、横川に向かっている途中に天気予報がそれまでの曇りから晴れに変わってしまったので、途中で引き返そうか迷いました。
現地でご一緒したKazumaさんと曇るまで6時間以上も粘り、しかも夕方に曇ってくれたので、無駄な遠征にはなりませんでした。
なお、今回は床下の黒潰れがほとんど気にならないレベルだったので、晴れている昼間に撮った発色のいい形式写真をアップしました。
やや焦り気味で“サハ”を撮りに行きましたが、実際に運用に就いた211系リニューアル編成は今のところA28編成だけのようです。
客扱いのドア開閉のことを考えると中央東線のときのように冬季までにすべてを置き替えればいいので、ゆっくり211系リニューアル編成を投入していくのでしょうね。
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