すでにE531系に車種統一されている水戸線運用車(モハE531-3003)
先日、鉄道関係のブログをいろいろと閲覧していたところ、いつくかのサイトで“水戸線はこんどのダイヤ改正でE531系に車種統一”みたいなことが書いてありました。
これはJR東日本水戸支社の発表「2019年3月 ダイヤ改正について」をネタに書いたのだと思います。
(JR東日本水戸支社の発表より)
このように発表資料にも、E501系とE531系の2種類で運行していた水戸線をE531系に統一すると書いています。
しかし、実際はもう既に水戸線のE531系統一化は終わっています。
水戸線小山駅付近のデットセクションでE501系が故障を頻発したので、8月下旬にE501系の水戸線入線が取りやめとなってました。
水戸線のE501系の運用にE531系が入り、E501系は常磐線ローカル運用に転用されました。
2017(平成29)年11月改正以降、東北本線の黒磯〜白河間(ほとんどは黒磯〜新白河間)を受け持つE531系を水戸線経由で送り込むため、水戸線の朝夕運用を中心に一部列車がE531系化されていました。
それまでの水戸線はロングシートのE501系が主体でしたが、8月下旬の運用変更以来、すべての列車にセミクロスシート車が連結される旅情溢れる路線となりました。
ダイヤ改正にともなう車公式な種変更と実際の現場対応的な車種変更の期日がズレることはよくあります。運用変更や車両の減車なども…
でも、ウォッチングしている鉄道ファンがいないと公式発表だけが一人歩きして、あとから公式発表だけを鵜呑みにした記事が鉄道雑誌などに掲載されてしまうと、実際の運用変更がなかったことになる恐れがあります。
今回は他人様のブログを見ただけですので、鉄道雑誌がどのように扱うかはこれからの話しです。
私もムック本などでJR車両を解説してますので、実際はどうだったのかを確認しながら執筆していきたいと思っています。
* * *
今回は水戸線への入線が珍しかったときに小山駅で撮影したE531系3000番代の中間電動車、モハE531-3003(水カツ)をアップしたいと思います。
E531系3000番代が東北本線(黒磯〜白河間)用を受け持つようになったのは、2017(平成29)年11月8日のダイヤ改正からです。
ダイヤ改正になれば簡単にE531系3000番代が撮れると思ってましたが、黒磯送り込み運用が水戸線内を走るのは午前中の1往復だけでした。結局、小山駅に行けば簡単に撮影できることにはなりませんでした。
モハE531-3003(水カツ) 2017年8月21日 小山駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
なんてことのないパンタグラフ付きの中間車ですが、モハE531-3003 を含むカツK553編成の5両は2018(平成30)年4〜5月に車体側面端部の幕部(青帯部分)に安全確認カメラが取り付けられました。
どのように安全確認カメラが運用されているか分かりませんが、少なくともスッキリした外観の モハE531-3003 はもう見られないようです。
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