中央快速線用として12年ぶりに増備されたトタT71編成(モハE233-71)
もう10日前のことですが、高尾駅構内の線路切換工事の関係で、中央本線八王子〜高尾間のすべての列車が10/21(土)の19:20ごろから終電にかけて運休となりました。
JR東日本八王寺支社のプレスリリースをみるとよく分かると思いますが、普通列車だけでなく松本方面への特急「あずさ」「かいじ」も高尾発着に変更されたので、鉄道ニュースなどではいろいろと話題になりました。
実は、この線路切換工事で高尾駅構内の留置線が12両編成に対応となった関係で、いつもの撮影地が消滅してしまいました。
グリーン車導入にともなう高尾駅線路切換工事(JR東日本プレスリリースより)
プレスリリース別紙1の構内図で“至 収容線”と書かれた先、1番ホームと隣接するように収容線(留置線)が2本あったので、ここでE233系0番代を撮影していました。
中2線空きとなる収2番線は絶好の撮影地でしたが、12両編成に対応していないため今回の工事で廃線に…
線路切換工事で中3線空きとなる旧収3線が12両編成対応となって復活しました。
こうなることは事前に分かっていたので、個性的なE233系編成が収2番線に来るときは撮るようにしていました。
とはいっても、中央快速線にはE233系0番代が60編成もいるので、そういった編成が来るのは確率的にかなり厳しい。
しかも、曇っていないと撮れないですから、下手をすると年単位です。
線路切換工事まであと1か月半に迫った9月3日、中央快速線用として12年ぶりに増備された変わり種のトタT71編成がこの留置線にやってきました。
中央快速線 E233系 トタT71編成
上の編成図をクリックすると大きく表示されます。
お天気は予報どおりドン曇 ☁️
絶好の形式写真日和〜
ということで、今回はそのときに撮影した形式写真をアップしたいと思います。
トタT71編成にだけ見られる特徴が分かるように後位側から撮影した、予備パンタグラフ付きの中間電動車 モハE233-71(八トタ)です。
モハE233-71(八トタ) 2022年9月3日 高尾駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
豊田車両センター(八トタ)のT71編成は、中央快速線用の10両貫通編成として2020(令和2)年6月に総合車両製作所横浜事業所で製造されました。
中央快速線用としては12年ぶりの増備車でしたので、各車両の屋根上にラジオアンテナがなく、先頭車の屋根にアンテナの台座を設置しているなど、一部の仕様が変更されています。
2台のパンタグラフを搭載している モハE233-71 でも、冷房装置の後位寄り(写真左寄り)に搭載されていたラジオアンテナがなくなっています。
2006(平成18)年12月に製造された モハE233-45 と見比べてみると分かると思いますが、 モハE233-71 は屋根上が少しスッキリしています。
モハE233-45(八トタ) 2020年5月9日 高尾駅
パンタグラフのないモハE232形やサハE233形の方がラジオアンテナの有無が分かり易いですが、パンタグラフ付きの車両をアップしたかったのでご容赦ください。
トタT71編成は、グリーン車組み込み準備改造にともない不足する予備編成を確保するために増備されました。
この準備改造はまもなく終了。現在は2階建てグリーン車の新造へとピークはシフトしています。
グリーン車の組み込み時期が発表されていないので何ともいえないですが、順当に考えればトタT71編成が中央快速線で見られるのも残りわずかでしょうね〜
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