房総地区転用に合わせてトイレが追設された通勤形車両(モハ208-2168)
先々週にやっと新しい事務所の引っ越し後の片付けが終わり、5月下旬からは日の出の早い時期を利用して早朝にしか撮れない車両を撮ろう!そう気合いを入れまていしたが、今年は2日以上曇ってくれる日がほとんどなくて意気消沈です。
5月なのに夏日や真夏日が続いていましたのでバテ気味でしたし、もう11月までシーズンオフにしたくなるような湿気と暑さです。
それにもめげず、曇り予報が出たらいつでも撮影に出ようとスタンバイ状態を続けていたところ、日曜日(5/31)に関東地方南部で曇り予報が出ましたので、千葉県まで出撃してきました。
前日(5/30)までは沼津に行って「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」のクハネ285形を撮るつもりでいましたが、午前3時半過ぎに起きてみると雨予報に変わっていたので、急遽、総武本線の酒々井(しすい)駅に出撃先を変更。
酒々井駅は、「I TRENI ~失われし鉄道車両を求めて」の冨田さんからの情報でE217系付属編成のクハE217形2000番代が撮れるということだったので、これを撮りに行きました。
しかし、つきみ野からの鉄道移動ではクハE217形2000番代が撮れるスジには間に合わないので、クルマで総武本線の稲毛駅に向かい、それ以降は鉄道を利用するというプランで発ちました。
しかし、日曜日(5/31)は天気予報が大ハズレで関東地方全域で晴れ。
もし、沼津に行ったとしても雨予報だったのに、実際は晴れ。
クハE217形2000番代が顔を出すスジまでに酒々井駅に着きましたが、カメラを出すことなく、帰途に就きました。
惨敗です。
しかも悔しいのは、伸び放題のブッとい雑草が床下機器に丸かぶりで邪魔だったのです。
撮り直しは来年ね!のパターンです。
ということで、日曜日(5/31)は8時過ぎには帰宅で、いつものように出撃してなかったかのような1日を過ごしました。
「撮影できなかった報告」だけでは終われないので、先日(5/29)撮影したときの写真をアップしたいと思います。
209系の房総地区転用に合わせてトイレが追設された中間電動車 モハ208形2100番代、モハ208-2168(千マリ)です。
モハ208-2168(千マリ) 2015年5月29日 木更津駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
通勤形車両を地方転用する際にトイレを追設する例はよく見られますが、通常は自重の軽いクハやサハなどの付随車両に取り付けられます。
209系の場合は台枠などの関係で制御車のクハにトイレが設置できなかったので、パンタグラフなしの中間電動車モハ208形にトイレが追設されています。
しかし、トイレ付きとなったのが4・6両編成共通で2号車のモハ208形だったので、6両編成の4号車に連結されるのモハ208形については従来どおりトイレ未設置となっています。
追設されたトイレは車いす対応の大形の真空式トイレで、同部分の側窓はトイレ設置にともないステンレス板により埋められています。
房総転用の209系は2000・2100番代を名乗っていますが、電動車に関してはすべての種車が3次車以降のため電気式ドアエンジンを装備しているので、モハ209形、モハ208形ともに空気式ドアエンジンの2000番代は欠番で2100番代だけになっています。
写真の モハ208-2168(マリ416編成)は東急車輌製造製の モハ208-62 からの転用改造車ですが、房総転用の中間電動車は川崎重工業製の車両が種車から外されていますので、いずれの車両とも妻面にリブがなく、妻部の縦トイが丸管になっています。
この他に、川崎重工業製以外の車両の特徴として、側窓の窓枠部分の幅が広く、角部分の曲率がきつくなっています。
また、後年改造により大形の固定窓が開閉可能な構造に改造されていますが、このときに取り付けられた縦サンは黒色焼き付け塗装のものになっています(川崎重工業製のクハにはステンレス無塗装の縦サンが取り付けられた)。
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