“East i-E”の クヤE490-1
JR東日本の在来線電化区間は勝田車両センター(水カツ)のE491系が定期的に入線し、電力・信号・通信・軌道関係の測定が行われています。
以前は、高速軌道検測車(マヤ34形)、電力・信号検測車(443系・193系・キヤ191系)が在来線電化区間の検測を別々に行っていましたが、E491系の登場により軌道測定と電力・信号検測が一度にできるようになりました。
E491系は “(←青森方)クモヤE491-1 + モヤE490-1 + クヤE490-1(上野方→)” の3両編成からなる電気・軌道総合試験車ですが、各車両ごとに搭載する測定機器類が異なっています。
今回アップする クヤE490-1 は軌道状態を検測する装置と測定用パンタグラフを搭載しています。
クヤE490-1(水ミト) 2010年5月27日 横川駅
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クヤE490-1 は クモヤE491-1 と同様に屋根上に架線離隔測定装置検出器と下枠交差式の測定用パンタグラフ(PS96A)を搭載していますが、ブレーキ抵抗器と通信測定用アンテナは装備されていません。
軌道関係の検測を担当する車両のため、台車は測定枠を軸箱体下部から吊り下げる構造のTR253(前位)・TR253A(後位)を履いています。
E491系は進行方向に応じて測定用パンタグラフを使い分けており、クヤE490-1 のパンタグラフは同車が最後尾となったときに使用されています。
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