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線路設備モニタリング装置を搭載している房総地区の クモハE131-81

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今回も線路設備モニタリング装置を搭載している珍しい車両をお届けしたいと思います。

房総地区で活躍するE131系のうち新製当初から線路設備モニタリング装置を搭載しているクモハE131形80番代の クモハE131-81(千マリ)です。

 
クモハE131-81

クモハE131-81(千マリ)  2021年7月15日 安房鴨川駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

E131系は短編成化が可能な1M式を採用した閑散線区用のワンマン運転対応車で、記念すべき第1ロットの番代は房総地区用として0番代が2020(令和2)年7月から製造されました。

昨年(2021年)3月改正のデビューまでに2両編成12本(R01〜R12編成)が幕張車両センター(千マリ)に配置されましたが、このうちの2本は線路設備モニタリング装置を搭載したため、クモハE131形(Mc)、クハE130形(T’c)ともに80番代を名乗っています。

 
デビュー直前の昨年2月に落成したマリR11編成は、クモハE131-81 の床下に線路設備モニタリング装置のうち軌道変位検測装置を搭載しています。

モニタリング装置の搭載スペースを捻出するためにATS-Pなどの保安機器を客室3位側の機器室に設置したため、1-3位側(非公式側)のみ後位寄りのドア間の側窓が小さくなっています。

これは軌道材料モニタリング装置を搭載しているT’c車のクハE130形80番代でも同じで、両形式とも非公式側に目をやると様々なサイズの窓がならんだ特徴的な形態となっています。

 
マリR12編成も同様の形態ですが、モニタリング装置の搭載を準備工事に留めているので、現在は機器箱を取り付ける枠しか床下にありません。

 
となると、モニタリング装置搭載車の特徴を捉えた形式写真を撮るなら クモハE131-81・クハE130-81 の非公式側一択!

非公式側が撮れて、ステンレス製車体への映り込みの心配がない撮影場所、ということで安房鴨川で撮影したのが今回の写真です。

 
クハE130-81 も同じように非公式側から撮りたいのですが、ステンレス製車体に周りの構造物が映り込む場所しか思いつかないので、もう撮影地情報を整理してからロケハンしようと思います。

ステンレス車体じゃなければ撮れる場所があるのに…

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