冷房装置が換装された高崎地区のリニューアル車(クモハ115-1029)
前回、T1159編成の サハ115-1019 をアップしましたが、もう1両の湘南色のサハ115形(サハ115-1007)はT1044編成から外されていたため撮影ができませんでした。
高崎車両センター(髙タカ)の115系のうち3両編成は11本の配置に対して9本の運用が設定されています。
髙タカに配置されている115系のリニューアル工事車はすべて3両編成で、3両編成11本のうち9本がリニューアル工事車の編成です。
上越線の井野駅に3時間程度滞在していれば何本かのリニューアル編成がやって来て、2〜3両のリニューアル工事車が撮れるだろうと期待していました。
でも、残念ながら12/21(月)のお昼ごろに高崎付近に集まてきた115系のほとんどが非リニューアル編成で、しかも サハ115-1007 が抜かれて3両化されたT1044編成まで3両編成の運用に入っていたので、リニューアル工事車狙いは惨敗に終わりました。
それでも何とか1両だけは撤収直前に撮れましたので、今回は虎の子の1枚をアップしたいと思います。
クモハ115-1029(高タカ)です。
クモハ115-1029(高タカ) 2015年12月21日 井野駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
髙タカの115系のリニューアル工事は1999〜2002(平成11〜14)に大宮工場(現在の大宮総合車両センター)で行われました。
T1022・T1032・T1036〜T1039・T1041・T1043・T1046編成が工事施工車で、クモハ115形は クモハ115-1017・1022・1026〜1029・1031・1032・1035 の9両がリニューアル工事車です。
長野総合車両所(現在の長野総合車両センター)で施工された新ニイや長ナノのリニューアル工事車とは工事内容が一部異なり、室内のクロスシートがステンレスパイプとヘッドレストが取り付けられたものに交換されました。
両開きドアの窓が金属押さえ金式に変更されているのも大宮工場施工車の特徴で、このようなドア窓は首都圏の103系や113系でも数多く見られました。
今となっては懐かしい形態です…
髙タカの115系のリニューアル工事車のうちT1022編成を除く8編成(24両)については、冷房装置がAU75系から209系と同形状のAU720Bに換装されているので、外観からでも簡単にリニューアル工事車を確認することができます(T1022編成は乗車するまで確認が難しいですが…)。
AU720Bは冷風の吹き出し口が片側に寄っているので、車体中央部に吹き出し口が配置されるようにやや後位側にズラして取り付けられています。
このズレて空いた部分(冷房装置の前位側)にはAU75時代の取り付け座を埋めるキャップのようなものが取り付けられています。
形式写真では分かりにくいので、こんど訪ねたときにパーツ写真を撮ってみたいと思います。
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