ダイヤ改正で登場する快速「あいづ」用の指定席車両に改造された クハE720-12
3/14(土)のダイヤ改正で只見線のキハ40形がステンレス製車体のキハE120形に置き替えられます。
キハE120形の投入によって郡山総合車両センター(仙コリ)のキハ40形13両が置き替えられますが、この中に1両だけ他の車両とは窓配置と台車が異なる500番代初期タイプの キハ40 502 がいます。
キハ40 502 はキハ40系の第2ロットにあたる昭和51年度第2次債務車(キハ40 501〜520)のうちの1両です。
このグループ自体は盛岡地域色の キハ40 516(盛ハヘ)を撮影していたので問題ないのですが、ほとんどが廃車または改造されたグループのなかで機関換装して延命した唯一の車両が キハ40 502 で、なんとしても撮りたいと思っていました。
キハ40 502 とは縁がないので引退直前になっても撮れないまま。このままでは実車を記録することなく廃車されそうだったので、昨年(2019年)11月から何回か会津若松に行ってますが、そのうち撮影が困難な2両編成の郡山・新津方(会津若松駅基準)に組まれてしまい、そのうち運用からも外れてしまいました。
あと数日で仙コリのキハ40形は引退ですから、キハ40 502 とは縁がないまま終わりそうです。
きれいに撮れた キハ40 502 をここにアップするつもりで何回か会津遠征してましたが残念ながら希望が叶いませんでしたので、今回はこんどのダイヤ改正で運用開始する快速「あいづ」の指定席車、クハE720-12(仙セン)を代わりにアップしたいと思います。
クハE720-12(仙セン) 2020年2月25日 会津若松駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
2020(令和2)年3月14日のダイヤ改正から営業運転を開始する快速「あいづ」用の指定席車両として P-12編成の クハE720-12 の客室の一部が仙台車両センターで改造され、ダイヤ改正を前に2/22(土)から営業運転が開始されました。
指定席となるのは客室の後位側の4列(14名)で、同部分のみセミクロスシートではなくリクライニングシートが960mmのピッチで配置されています。
指定席車であることを明確にするため、同部分のみ側窓下部と戸袋部分に鶴ヶ城の桜をイメージしたデザインに変更されました。
こんな感じです。
クハE720-12 の指定席部分
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ダイヤ改正の前日(3/13)までは自由席として乗車券のみで座れるので、遠征帰りに乗ってリクライニングを倒してゆったり郡山まで行きました。
ダイヤ改正以降、指定席料金は530円(閑散期330円)となるようですが、郡山〜会津若松間の指定席またはグリーン車はこれまでなかなか定着できなかったので、こんどこそ成功してほしいものです。
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