軌道変位検測装置の一部を搭載している鶴見線用の クハE130-1081
だいぶ日にちが経ってしまいましたが、これまで縁のなかったナハT8編成の クハE130-1081(横ナハ)が曇天のもとで撮れましたのでご報告いたします。
クハE130-1081 は線路設備モニタリング装置を搭載する鶴見方の偶数向き制御車ですが、大川駅で撮影する場合、少しでも晴れてしまうと半逆光になってしまいます。
同車は落成してまだ3ヶ月足らずなので、車体はまだピカピカ。
日の入りが遅いこの時期なら夕方の上り列車を狙ってもいいですが、乗客が多いと車体が揺れてしまうので、乗客のほとんどいない朝の折り返し列車の方が無難… ということで、朝から曇る日を待っていました。
もう3週間も前のことですが、手前の雑草が伸びきる前に、そして分厚い雲☁️に覆われた形式写真日和のときにナハT8編成が大川駅に来てくれました。
しかも、この日は土曜日〜
鶴見行きとして折り返すまで時間はあるし、大型トラックもほとんど来ないので映り込みは心配なし 😀
ということで、今回は約3週間に撮影した クハE130-1081(横ナハ)をアップしたいと思います。
クハE130-1081(都ナハ) 2024年6月1日 大川駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
ナハT8編成は、下のイラストのように鶴見方の2両は線路設備モニタリング装置搭載車を連結しています。
E131系 ナハT8編成(線路設備モニタリング装置搭載車)
これまでに登場したE131系の線路設備モニタリング装置搭載車は、軌道材料モニタリング装置と軌道変位検測装置をセットで搭載していました。
しかし、今回実車を見るまで気が付きませんでしたが、鶴見線用の1080番代には軌道材料モニタリング装置が見当たりません。
中間車の モハE131-1081 に軌道変位検測装置が搭載されていたので、クハE130-1081 に軌道材料モニタリング装置があるものと思っていましたが、こちらに搭載されているのは線路設備モニタリング機器箱とデータデポ車上子だけです。
前任の クハ205-1104 も軌道変位検測装置しか搭載していませんでした。
2世代続けて軌道変位検測装置だけです…
となると、鶴見線は曲線の最小半径が小さいなど何らかの理由で軌道材料モニタリング装置搭載車を走らせられないのではないでしょうか?
軌道材料モニタリング装置は、レールの継目(継目板や継目ボルトなど)や締結装置が正しく固定されているか判別するカメラを搭載しているので、曲線のカーブがキツ過ぎるとカメラの速成範囲からレールが逸脱しまうなどの問題が生じるのかも知れません。
でも、2世代続けて鶴見線に軌道材料モニタリング装置搭載車を投入しないということは、不都合な理由があるのだと思います。
どんなに悩んでもこれ以上考察することはできないので、先ずは雑草が落ち着いたら再訪して軌道変位検測装置の周囲を観察してみたいと思います。
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