“あかべぇ”色のクハ455形500番代(クハ455-502)
かつて磐越西線は旧形客車天国でしたが、1985(昭和60)年3月改正以降はそれまで急行列車で使用された455系が同線のローカル運用に転用されました。
急行時代のクロスシートのままでは乗り降りに時間が掛かるため、出入台付近の座席をロングシートに変更してローカル運用に対応させてましたが、一部の455系については車体更新工事が実施されました。
その際、車体更新車のうち3両編成7本のについては磐越西線向けの車両として塗色が赤/白系に変更されました。
さらに、2005(平成17)年以降は「福島県あいづデスティネーションキャンペーン」の一環として、車体に会津地方のマスコットキャラクター“あかべぇ”が貼付されるようになりました。
“あかべぇ”色の455系は2007(平成19)年6月で引退し、“あかべぇ”色の719系に置き替えられてしまいました。
クハ455-502(仙セン) 2007年3月24日 会津若松駅
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クハ455-502 は1984(昭和59)年1月に サハ165-2 を先頭車化改造した車両です。
オリジナルのクハ455形0番代に比べて台車中心距離の短い中間車を先頭車に改造しているため、その分だけ客室が若干狭くなっており、戸袋窓も窓幅が狭くなっています。
冷房装置(AU13E)や通風器の配置もオリジナル車とは異なっており、前位出入台部分がちょうど撤去された冷房装置の元取り付け位置だったので不自然な配置になっています。
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