湘南帯もすっかり板についた東北本線のクハ204形600番代(クハ204-612)
たまたまタイミングが合わなくて1年近く下書きのまま放置されていた形式写真がありましたので、今回は湘南帯の205系600番代をアップしたいと思います。
最近は、滞泊先を狙わないと撮影できない形式を夏至前後の時期に撮るようにしています。
昨年(2017年)は黒磯駅の新幹線高架脇に行って上野方の偶数車、クハ204形600番代(クハ204-612)を撮りました。
奇数車(青森方)のクハ205形600番代は宝積寺駅で行けば撮れますが、偶数方は簡単に撮ることができません。
宇都宮駅で撮れることがありますが、ダイヤ改正ごとに留置場所が変わったり、ダイヤが乱れないと撮れなかったりするので、地元ファンでないと追いかけることができません。
以前、日光線色時代の クハ204-603(現在は“いろは”に改装) を宇都宮駅で撮ったことがありますが、この場所に留置されるのは希なケースです。
湘南帯のクハ204形600番代を撮るなら反対側の2位側を撮りたいと思っていたところ、一昨年(2016年)の福島遠征で暗いなか黒磯で205系を確認したので、再度訪問して撮影したのが今回アップする クハ204-612(宮ヤマ)です。
クハ204-612(宮ヤマ) 2017年5月14日 黒磯駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
こちらのブログでは、50mmレンズ(COSINA Carl Zeiss Milvus 1.4/50 ZF.2)と45mmレンズ(TAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC USD)の2種類で撮影した形式写真を掲載していますが、実は標準レンズをもう1本所有しています。
上の写真をクリックして拡大すると使用機材のクレジットが“COSINA Voigtländer NOKTON 58mm F1.4 SL II N”となっているとおり、58mmレンズも使っています。
COSINA Voigtländer NOKTON 58mm F1.4 SL II N
“Voigtländer”(フォクトレンダー)なんて聞き慣れないブランドですが、Nikon マウントの“CarlZeiss”レンズを製造している“COSINA”製のレンズです。
やや広角気味のときに使っている TAMRON の45mmレンズ(F013)よりも描写性が優れています。さすが“COSINA”です。
このレンズはすでに販売終了になっていますが、現在は後継モデルの“COSINA Voigtländer NOKTON 58mm F1.4 SL II S”が販売されています。
後継モデルは品番が“N”が“S”になっただけですが、オールドレンズ風味が増した外観にマイナーチェンジされて、マニュアルフォーカス時代の Nikon レンズでお馴染みだったカニ爪が再現されています。
光学設計はそのままで定価が1万円ほど高くなってしまったので、残念ながら4万円でおつりがくるほどのお買い得感はなくなりました。
後継モデルも小さくて軽いので、“今日は少し遠くに止まっている車両を撮るぞ!”というときには好適なレンズだと思います。
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