今月引退予定の「SL銀河」編成の3号車(キサハ144-701)
もう1週間以上が経ってしまいましたが、先々週の金曜日(5/19)にJR北海道のキハ143形が引退しました。
キハ143形は、おもに千歳線・室蘭本線の苫小牧〜東室蘭〜室蘭間で使用されていましたが、事前の発表どおり翌5/20(土)に後継車の737系電車に置き替えられました。
737系の投入でスピードアップが実施されたため、苫小牧〜東室蘭間で3~17分(平均9分)も所要時間が短縮、列車接続も一部改善されるなど普通列車のダイヤが変更されました。
最近は路線廃止など暗いニュースが続いていたので、こういう前向きなニュースを目にすると嬉しくなります。
定期運用を失ったキハ143形ですが、JR北海道は今後について別の使い方を検討している報道もあります。
JR九州のD&S列車のキハ40系のように観光用車両に転用改造されると注目を浴びそうですね。
いっぽう、JR東日本に譲渡されたお仲間のキハ141系700番代(「SL銀河」用客車)ですが、こちらも老朽化により今月(2023年6月)に引退することが発表されています。
一般販売の臨時列車としての運行は6月3・4日で終了、そして6月10・11日の団体臨時列車が最終運行となります。
けん引機の C58 239 は「SL銀河」終了後も何らかのかたちで残るかも知れませんが、蒸気機関車よりも扱いの低いキハ141系700番代は保存されることなく廃車されるでしょう。
「SL銀河」用客車(気動車)の4両のうち2両は、運転台も駆動機関(エンジン)も搭載していない中間付随車のキサハ144形。
このタイプはJR北海道にも残っていませんので、最後の活躍を遠くから見守りたいと思っています。
ということで、今回は「SL銀河」の3号車、キサハ144-701(盛モリ)をアップしたいと思います。
前後の車端部に宮沢賢治ギャラリー(ソーシャルデザインと賢治)と「銀河鉄道の夜」ギャラリーを設置している中間車です。
キサハ144-701(盛モリ) 2022年10月22日 釜石駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
気動車化改造時に国鉄気動車標準の台車(TR51C)に交換されていますが、車体ベース色をブルー系としているので、快速「海峡」に連結されていたイベントカーではないの?と思ってしまうほど違和感がないですね〜
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