新潟地区のキハ47形1500番代(キハ47 1521)
寝台特急「あけぼの」の定期運行最後の下り列車が、先ほど 21:16 に上野駅を発車したところでしょうか?
国鉄時代から残るブルートレインとしては最後の列車だったので、なくなるのを悲しむ人たちで上野駅がごった返しになったのでしょうね。
でも、固定編成(20系客車)を使った寝台特急が走り始めたときと社会環境が大きく変わり、それに従って鉄道輸送の役割も大きく変わりました。
なのに、昭和50年代製の車両を酷使しながら「あけぼの」という列車が運行され続けた、しかも、JR東日本の単独区間の長距離列車だけが国鉄スタイルのままで残った、という現実をもう少し考えないといけないのでしょうね。
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今回はこれといって特徴のない、新潟色をまとった新津運輸区(新ニツ)の キハ47 1521 をアップします。
こんな誰も見向きもしないような車両が、頑なに昔ながらのスタイルを守りながら普通に走っているのです。
キハ47 1521(新ニツ) 2013年4月19日 新津駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ47 1521 は旧新潟色をまとっていますが、赤系の新新潟色への塗色変更が進んでいないので稀少色ではありません。
キハ47形1500番代のラストナンバー車ですが、昭和53年度第1次債務車以降の キハ47 1506〜1521 は同じ仕様なので、最終増備車だから何かが違いということもありません。
今のところ、ごく普通のキハ47形1500番代です。
以前、こちらにアップした キハ47 1512 と見比べても、大きな違いはないと思います。
でも、キハ47 1129 のように撮影直後に廃車されるようなこともあるので、出会った車両は可能なかぎり撮影する、この姿勢はだいじのような気がします。
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