陸羽東線に投入されたキハ112形200番代の最終増備車(キハ112-215)
7月初旬の遠征記録が書けないままでいたら7月が終わってしまいました。
先日書いたとおりJR西日本とJR九州の国鉄形車両を順にアップするつもりでしたが、このまま遠征記録を先延ばししてしまうとその後の出撃報告が詰まってしまうので方針転換することにしました。
6月の“大人の休日倶楽部パス”北海道・東北遠征は天気予報が当たらないという大誤算があって、消化不良な結果で終わりました。でも、それでもうまく立ち回れるような遠征のやり方があるのではないか?と少し考えてみました。
“大人の休日倶楽部パス”などのフリーきっぷは、鉄道を長距離利用すればするほどお得になります。
でも、無理に遠出するのは得策ではないとの結論に至りました。特に、天気予報がぜんぜん当たらないときに現地滞在を続けたら傷口が広がってしまいます。
“天気予報が当たらない”
これが一番の問題なのですが、この現実を踏まえて行動しないと…
それを踏まえると、フリーきっぷを使った遠征は直近の天気予報を慎重に受け止め、そして滞在期間を短かくした方がいいのではないか、と。
極端に言えば、多少遠くても日帰りがいいのでは?
ということで、ちょうど1ヶ月前の7/1(土)に“大人の休日倶楽部パス”を使って日帰りで長距離遠征してきました。
遠征先は数年前から気になっていた山形県の酒田駅。
ターゲットは、陸羽東線と陸羽西線で使用されているキハ110系200番代の最終増備車、キハ111形200番代とキハ112形200番代の2形式。
ついでに、新津運輸区(新ニツ)のキハ40系、新潟車両センター(新ニイ)のE653系1000番代、さらに「きらきらうえつ」用の485系700番代。
これだけ撮れれば万々歳です。
当日は早朝の東北新幹線「はやぶさ」で古川に向かい、そこから陸羽東線と陸羽西線を乗り継いで酒田に。片道 6時間半の道のり…
現地に着いてみると、やっぱり天気予報はハズれて晴れベースのお天気。雲が多かったので曇ることもありましたが、曇り待ちのため撮影効率は最悪。雲の流れを確認しながら待機、撮影、待機、みたいに。
でも、これは留置車両の撮影だったから成り立ったこと。曇り待ちができただけマシ。
4時間近くの滞在でターゲットとしていた車両はすべて撮影できました。
曇り待ちばかりで疲れましたけどね…
で、帰りはロケハンを兼ねて特急「いなほ」に乗って上越新幹線経由で帰りました。
未だに2階建て新幹線“Max”(E4系)が主役だったのには驚きましたが、客室が狭くてノロい「とき」を堪能しました。
* * *
今回は、1998(平成10)年に陸羽東線に投入されたキハ112形200番代の最終増備車、小牛田運輸区(仙ココ)の キハ112-215 をアップしたいと思います。
キハ112-215(仙ココ) 2017年7月1日 酒田駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
キハ112-215 は、1998(平成10)年に陸羽東線用として投入されたキハ110系最終増備車のうちの1両です。
客窓のカーテンが省略されており、その代わりに窓ガラスが熱線吸収ガラスに変更されています。同グループの キハ110-238 をアップしたときに書き忘れましたが、台車は軸バネをロールゴム方式から円すいゴム方式に変更した DT58B(従台車はTR242A)を履いています。
1999(平成11)年製の キハ112-218〜221 が沿線活性化のために陸羽東線色で落成したため、従来色だった キハ112-213〜217 もこの塗色に塗り替えられました。
投入当初は、片運転台車(2両編成)の キハ111-213〜221 と キハ112-213〜221 は陸羽東線用、キハ110-237〜245 は陸羽西線用として塗色ごとに運用が分かれていましたが、現在は陸羽東線と陸羽西線で使用されています。
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