試作台車を履いた「セントラルライナー」の中間電動車(モハ313-8504)
先週末の出撃でJR東海の車両を撮影しましたが、快速「セントラルライナー」の クハ312-8001をアップしただけでしたので、今回は同列車専用の313系8000番代の中間電動車、モハ313-8504(海シン)をアップします。
313系の中間電動車はすべて“モハ313”形にまとめられていますが、車内設備の相違にともなって番代が区分され、さらに編成両数や連結位置によって主電動機の数やパンタグラフの有無に違いがあるため、かなり複雑な形式になっています。
313系8000番代のようにMc+M+T’cの3両で組成される編成の場合、中間電動車のモハ313形にはパンタグラフがなく、編成全体のMT比を1:1とするために主電動機が前位側の台車のみに搭載されています。
前位側から見ると“モハ”、後位側から見ると“サハ”のような車両で、“モサハ”という形式を付けたくなるような構造になっています。
最近のJR西日本でも同様な考え方が取られているため、見掛け上では電動車ばかりの形式になっていますが、JR東海の313系はそこまで徹底した0.5Mシステムではないので奇数両数編成の中間車のみこのような0.5M車が連結されています。
今回アップする モハ313-8504 は日本車輌製造製の試作台車を履いた珍車で、円錐積層ゴム式台車から(JR東日本のE231系でおなじみの)軸梁式の台車に交換されています。
台車の写真を撮る余裕がなかったので台車の形式は未確認ですが、動台車と従台車はそれぞれ形式が異なるハズですので、今後の課題として継続調査いたします。
モハ313-8504(海シン) 2013年2月2日 名古屋駅
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