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2024年3月ダイヤ改正から御殿場線で活躍している313系1300番代(クモハ313-1301)

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ゆる〜く出撃報告を続けていましたが、今回は過去の写真を整理したいと思います。

 
今年(2024年)3月のダイヤ改正で、静岡地区の東海道本線や御殿場線は大幅に車両運用が変更となりました。

これまで静岡車両区(静シス)の211・313系は2両編成から6両編成まで列車ごとに両数がバラバラでしたが、これを3両または4両編成、6両編成の3種類に整理し、いつでも211系を置き替え315系3000番代(4両編成)が組み込めるよう準備をしました。

 
御殿場線は、これまで昼間の時間帯は固定クロスシート車の3000・3100番代でワンマン運転の列車が走っていましたが、同区分車をワンマン運転を拡大した身延線に転用し、代わりに神領車両区(海シン)から転換クロスシート車の313系1300番代を御殿場線用として転入しました。

この転用劇で御殿場線の昼間のワンマン列車を313系1300番代に置き替えたため、転換クロスシートのJR車両が神奈川県内でも乗れるようになりました。

 
313系1300番代 シスL編成

313系1300番代 シスL編成

上の編成イラストをクリックすると大きく表示されます。

 

313系1300番代は関西本線名古屋〜亀山間や中央本線中津川以北、武豊線などで使用されていますが、こちらの線区では乗客が席に着くと取り敢えずブラインドを下ろす乗客が多いので、きれいな状態で形式写真を撮るのは至難の業です。

しかし、静岡地区はまだ乗客が転換クロスシートに慣れていないのと、静岡地区は比較的頻繁に車内整備を行うので、苦労してもなかなか撮れなかった313系1300番代がいとも簡単にブラインド開の形式写真が撮れれてしまいます。

しかも、静岡に転入した1300番代(シスL1〜L8編成)はスノープラウのないワンマン対応改造車で、実は少数派なんですよね〜

 
ということで、今回は静岡転属前にワンマン対応改造を施したクモハ313形1300番代のトップナンバー、クモハ313-1301(静シス)をアップしたいと思います。

 
クモハ313-1301

クモハ313-1301(静シス)  2024年4月4日 沼津駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

神領に新製配置された元シンB401〜B408編成(クモハ313-1301〜1308 と クハ312-1301〜1308)は非ワンマン運転対応のため、おもに中央本線名古屋口の増結編成として使用されてきました。

2021(令和3)年ごろから神領への315系投入後の転用に備えてワンマン運転対応化工事を実施し、ワンマン運転の関連機器や増粘着装置の取り付けなどが行われました。

このときに客用ドアを押しボタン式の半自動ドアに改装したので、ドア横のフサギ板部分に出入口表示器と押しボタンが取り付けられました。

パッと見ではシンB501〜B524編成の313系1300番代と同じ、それなのに前位台車にスノープラウが付いてないという地味にレアなグループとなりました。

 
あまり注目されない御殿場線の313系ですが、313系による系列内置き替えで転換クロスシート車が頻繁に走るようになりましたので、地味な立役者の313系1300番代を拝みに来ては如何でしょうか?

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