JR東海の第1期機関換装車のキハ40形3000番代(キハ40 3001)
もうすぐ12月ですが、冬型の気圧配置が強くなってくると日本海側では雪、太平洋側では晴れの天気が続くようになり、形式写真撮りにとっては悩ましい季節になります。
冬は太陽の位置が低いので、曇っている昼間でもトップライトの悪影響を気にしなくて済みます。なので、曇ってくれるといい条件で撮れるのですが、太平洋側はなかなか曇ってくれません。
そうなると、過去の写真を細々とアップして繋いでいくしかありませんが、珍しくもない普通の中間車のアップしてもつまらないでしょうし、ね。
悩ましいところです。
編成図などが準備できたら、怒濤の中間車特集が続くかも知れませんが、そのときは覚悟してください。
すべての車両が機関車や先頭車など絵になるものばかりではないので…
* * *
今回はもうそろそろ置き替えが開始されるJR東海のキハ40形をアップします、紀勢本線で使用されている キハ40 3001 (海イセ)です。
曇り予報を信じて三重県まで行ったときの写真ですが、現地に行ったら天気予報が変わってしまい晴れてしまったときのものです。
このとき一瞬だけ雲が掛かってくれたので、白地の車体がスッ飛ばずに撮れました。でも、ほとんどの窓はブラインドが降ろされています。
キハ40 3001(海イセ) 2013年9月5日 一身田駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
JR東海のキハ40形は区分が複雑なので、少しだけ解説します。
キハ40形3000番代はキハ40形5000番代を改番整理したグループです。
キハ40形5000番代は、キハ40形2000番代(暖地向け)の駆動用機関(エンジン)をカミンズ社製のC-DMF14HZに換装し、冷房改造を併施したグループで、1989・1990(平成元・2)年に6両が改造されました。
5000番代時代は原番号に3000をプラスした番号でしたので、飛び飛びの番号でした。
1990(平成2)年時点で、キハ40形暖地向け車両は、国鉄オリジナルの2000番代と機関換装車の5000番代しかいませんでしたが、その後、別のタイプの機関換装車(6000番代)とワンマン運転対応車(+300番代)が加わってバリエーションが複雑になっていきました。
そこでJR東海は、2000(平成12)年に、ワンマン対応改造が施工されていなかったキハ40形5000番代(キハ40 5030〜5032・5058・5059・5129)を改番してキハ40形3000番代(キハ40 3001〜3003・3005・3010)のかたちで整理しました。
キハ40形3000番代(キハ40 3001〜3003・3005・3010)には欠番がありますが、これは国鉄からJR東海に継承されたキハ40形2000番代(キハ40 2030〜2032・2057〜2059・2111〜2113・2129〜2131)を番号順に並べ、若い番号から順に1番目から12番目までの車両という意味で整理番号を末尾2桁に付けたためです。
因みに、
キハ40形3300番代(機関:C-DMF14HZ + ワンマン)は、キハ40 3306、
キハ40形6300番代(機関:C-DMF14HZB + ワンマン)は、キハ40 6304・6307〜6309・6311・6312、
がそれぞれ在籍しています。
キハ40形3000番代を含め、これらの車両はすべて旧キハ40形2000番代ですので、番号の末尾2桁は重複していません。
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