JR東海の寒地向け軽快気動車(キハ11-113)
昨日(2/13)は野球で言えば変化球のような車両を採り上げましたので、今回は直球の車両をアップします。
JR東海が民営化直後に高山本線用として製造した18m級の軽快気動車のキハ11形100番代、美濃太田車両区(海ミオ)の キハ11-113 です。
キハ11-113(海ミオ) 2015年2月13日 美濃太田駅
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キハ11形100番代は、1989(平成元)年に新潟鐵工所とJR東海名古屋工場で23両が製造された寒地向けのグループです。
基本構造は伊勢車両区(海イセ)に配置された0番代と同じですが、笛シャッターの取り付けやドア付近の保温対策などが施されています。
また、バックミラーへの着雪対策として海ミオの100番代には運転士側(2・3位側)のミラーにカバーが取り付けられており、助士側(1・4位側)が車体前面に移設されている。なお、海イセ配置車は助士側の取り付け位置が車体側面のままになっています。
キハ11形0・100・200番代に共通する仕様として、製造コストの削減のためにトイレが省略されており、営業運転でキハ40系などの他形式と連結できないので単独運用が組まれています。
そのため、閑散地区での長距離運転に使用できないので、海ミオ配置車は高山に入る運用には就いてません。
キハ11形100番代は全車とも海ミオに新製配置されましたが、1989(平成元)年度に キハ11-107〜112 の6両が海イセに転属したため、現在は残りの17両が高山本線岐阜口と太多線で使用されています。
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