「にちりん」のモハ484形200番代(モハ484-201)
一昨日(1/21)、イカロス出版から「国鉄標準形特急車両 形式485系」が発売されました。
書店で見かけたら手に取っていただきたいので、大きめの表紙写真をアップします。
こんな表紙の本です。
今もかろうじて現役で走っている国鉄形車両の代表格、485系電車を1冊に閉じ込めた入門書のようなムック本ですが、今回も形式写真満載の車両ガイドのパートを担当しました。
前回の「ブルトレ新系列客車のすべて」に続く国鉄形車両のガイドブックもので、前回は解説パートは185ページでしたが、今回の「国鉄標準形特急車両形式485系」は202ページです。
形式写真を撮り始めた1985(昭和60)年当時はボンネット形先頭車と貫通形・非貫通形先頭車のオリジナル形式ばかりで、冷房装置の違いで番代区分はあってもすぐに撮り終わる程度しかない、形式写真撮りにとってはつまらない車両でした。
ちょうどその頃は、食堂車(サシ481・489形)が運用からはずれ、サハ481・489形とサロ481・489形が大量に操車場などで留置されていた時代だったので、個性的な車両を撮るには遅すぎました。
そんなこともあって、大学入学当時はあまり485系を撮っていませんでしたが、ちょうど大学に通っていた6年間(1985〜1991年)にいろいろな485系改造車が登場していたので、全国各地の485系を少しずつ撮っていました。
ただ、その頃は解体待ちの救援車(客車)をメインに追いかけていたので、485系の各形式区分を網羅的に撮るには至りませんでした。
今思うともったいない話しです。
485系とはそんなお付き合いでしたが、塵も積もれば山となるではないですが、約25年間の積み重ねが今回ムック本という一つの成果になりましたので、皆さまに見ていただければと思います。
今回も諸先輩方に昭和40〜50年代の貴重な形式写真を提供していただきました。
また、Facebook「形式写真会」メンバーの「I TRENI ~失われし鉄道車両を求めて」の冨田さん、「デジタル形式写真館」の横山さん、「24系写真集」の川崎さん、Iさんからは写真撮影が困難なジョイフルトレイン車両を中心に数多くの写真を提供していただき、助言もいただきました。
今回の形式本はJR各社より提供していただいた形式図をそのまま掲載するのではなく、「鉄道CAD製作所」の奥井さんにCADで作図し直していただきました。
国鉄・JRの形式図には、実車とはまったく違う位置に冷房装置が取り付けられているものが多数あり、またそれらが広まっていますが、今回は実車に即したかたちに直していただきました。
皆さま、本当にありがとうございました。
今回も「国鉄標準形特急車両形式485系」には掲載できなかった形式写真をアップします。
モハ484形200番代のトップナンバー、モハ484-201(本カコ)です。
モハ484-201(本カコ) 2008年1月27日 別府駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
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2013.07.30 22:28 | 特急きりしま号◆トレインマーク&データ | 愛称別トレインマーク事典