「SLやまなし号」を牽引した D51 498
今回は閉鎖予定の掲示板に掲載していた形式写真をアップします。
2年前の今ごろはJR東日本八王子支社で「山梨・中央線キャンペーン」が開催され、これにあわせて中央本線甲府〜小淵沢間で「SLやまなし号」(往路のみ、復路は「DLやまなし号」)が運行されていました。
同列車の牽引機はいつものように高崎車両センター(高)の D51 498。
でも、このときは連続25‰の急勾配とトンネルが続く中央本線に入線するために鷹取工場式をイメージした集煙装置と後藤工場式に準じた切取デフが取り付けられ、話題となってました。
蒸気機関車に特別な思いはないので、アッサリ流してもいい臨時列車でしたが、中央本線での臨時列車牽引が終わったら標準デフに戻してしまうかも知れないと、勝手に自分で“最初で最後かも知れない”と思い込んでしまい、この姿を納めるために小淵沢駅まで行きました。
D51 498(高) 2010年5月30日 小淵沢駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
この写真は下り列車「SLやまなし号」が小淵沢駅に到着した後、折り返しの上り「DLやまなし号」までのあいだ側線に留置されていたときに撮ったものです。
形式写真としての体裁を整えるためにトリミングしているので分かりにくいですが、当日は D51 498 のうしろの駅ホームは人人人、写真右側の駐車場フェンスの中も人人人、機関車のまわりでもJR職員が蒸気機関車と一緒に記念写真撮影、そんな環境でした。
待つこと1時間ほど、太陽が雲に少しかくれ、うしろに特急「スーパーあずさ」が停車し、風が手前から向こうに吹いてくれて煙が流れた瞬間、そのときにレリーズを切ってきれいに撮りました。
人気のあるSL列車を撮るのは大変だと痛感させられました。
撮影後はピーカン、駅から小淵沢インターチェンジ近くの駐車場まで歩いているあいだは土砂降り、やはりこの時期は天気が安定しないのですね。
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