113系からの編入改造車 クハ115-604
昨日(4/7)アップした モハ114-1095 が組み込まれているのは下関総合車両所(広セキ)のC43編成(4両編成)ですが、この編成の下関方には クハ115-604 が連結されています。
クハ115形600番代は、クハ111形300番代を115系に編入改造した クハ115-601〜606・620〜622 と、サハ115形0番代に運転台を取り付けた クハ115-607〜619 の2種類が存在します。
今回アップした クハ115-604 は前者のクハ111形300番代からの編入改造車のグループに属し、このほかに クハ115-605(瀬戸内色) と、現在は張り上げ屋根に改造されている クハ115-622(濃黄色一色)が広セキに在籍しています。
クハ111形300番代からの改造車のうち1984(昭和59)年度に編入した クハ115-601〜606 は非冷房車だったので、半数以上が冷房改造されることなく1999(平成11)年までに廃車となりましたが、クハ115-604・605 の2両だけは福知山時代に冷房装置(WAU102)を取り付けていたので、いまも広セキに在籍し山陽本線で活躍しています。
関西地区で使用されていた関係で運転台の前面ガラスがHゴム式から金属押さえに更新されているため、広島更新色では唯一の組み合わせとなっています。
クハ115-604(広セキ) 2012年3月17日 下関駅
WAU102 冷房装置は2種類のキセが共通で使用されているみたいです。
写真の クハ115-604 は前後の2個と真ん中の1個とでは、キセの形状と空気取入口の大きさが異なります。撮影時期によって2種類のキセの設置位置が変わっているようですので、模型化する際はあまりこだわらない方がいいと思います。
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