鉄道ファン1月号で“山形新幹線を走った車両たち”を執筆しました(写真は クハ700-5505)
少々告知するのが遅れてしまいましたが、先週の木曜日(11/19)に交友社から 鉄道ファン2025年1月号(No.765)が発売されました。
今回は“特集:新幹線最前線 2025”の一部分となる、“山形新幹線を走った車両たち”“山形新幹線に投入された在来線形式車”のパートを執筆させていただきました。
いつものように形式番代ごとに解説するのではなく、山形新幹線(山形線)に投入された車両を系列ごとに概説したもので、形式写真は在来線など一部のみで、掲載写真のほとんどは列車の編成写真となっています。
鉄道写真を撮りはじめてから約40年、これまで国鉄/JRの在来線を主戦場にしていたので、今回お話をいただいたときは「本当に私でいいの?」と率直に思いました。
でも、人生は一度きりですし、専門外のテーマでも限られたスペースに各系列車両の概説をまとめる作業はいつもと同じなので、知見を広げるために頑張って書いてみることにしました。
ちょうどイカロス出版刊「新幹線 EX(エクスプローラ)」のバックナンバーが一通り手元にあったのと、ほかの鉄道雑誌にもすべて目を通して確認しましたので、いつも通りの仕上がりになったと思っています。
それに、原稿書きがほとんど終わった時期に“大人の休日倶楽部パス”の余りで山形まで現車確認に行って、記事内容のバランスも調整できたので、我ながらよくやったと思っています。
鉄道雑誌のバックナンバーは売るほど書庫にありますので、手間と時間は掛かりますが、こういうパターンもアリなのでしょうね〜
いい経験をさせてもらいました。
* * *
今回は、執筆のお話をいただいた時点で形式写真が掲載されないことは分かっていましたが、車両解説するうえで手元に車両写真がないと形式番代の解説できないので、そのために用意した写真のうちの1枚、701系5500番代の制御車(T’c)、クハ700-5505(仙カタ)をアップしたいと思います。
クハ700-5505(仙カタ) 2016年9月11日 かみのやま温泉駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
クハ700形5500番代は、下の編成イラストのようにクモハ701形5500番代とユニットを組んで運用されています。
クハ700形5500番代は、田沢湖線(秋田新幹線)用の5000番代と異なり運転士席後部付近に車イス対応の大形トイレが配置されています。
これはクハE126形100番代のトイレ構造を継承したものですが、701系5500番代はセミクロスシートではなくオールロングシートの座席配置を採用したため、新たな車内配置パターンがここで誕生しました。
この車内配置は直後に増備された701系1500番代2次車の クハ700-1509〜1518 に引き継がれましたが、尾灯の取り付け位置は狭軌向け701系のままで変更されませんでした。
今回アップした クハ700-5505 はかみのやま温泉駅で撮影したものですが、今年(2024年)3月のダイヤ改正で運用範囲が山形〜新庄間に狭められたため、こうやって2線空きで形式写真が撮れなくなってしました。
撮れるうちに撮っておく!
この鉄則は非常に大事なことですね〜
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