2024年春デビュー予定のJR九州の観光列車に転用改造される キハ125-24
この5月、JR九州は、新たな観光列車(S&D列車)を久大本線(博多~由布院〜別府間)で運行することを発表いたしました。
デビューは 2024(令和6)年春。
新D&S列車のコンセプトは「ゆふ高原線の風土を感じる列車」とのことです。
現在、久大本線(ゆふ高原線)は定期特急「ゆふ」の他にS&D列車「ゆふいんの森」が運転されていますが、これらの列車は何れも全席普通席で、地元の足としても使用されています。
いっぽう、この区間に投入される新S&D列車は全席グリーン席。
お弁当を食べながら博多~別府間を5時間も掛けて走る計画だそうです。
新聞報道などによると新S&D列車は3両編成で、真ん中の2号車をラウンジカーとし、両端の1・3号車にそれぞれ30席程度設ける模様。
車両は現在不通となっている肥薩線で使われていた「いさぶろう」「しんぺい」用のキハ47形を再改造して賄うようです。
デザインは、水戸岡鋭治氏のデザイン事務所であるドーンデザイン研究所ではなく、IFOO(イフー)が担当します。
「いさぶろう」「しんぺい」用のキハ47形はもう キハ47 8159 と キハ47 9082 の2両しか残っていないのにどうやって3両編成に仕立てるか?
その答えが分かるにはもう少し時間が掛かるかと思っていましたが、共同通信系の 47NEWS は、JR九州の関係筋からの情報として“中間車となる2号車にキハ125-24を組み込”むことを明らかにしました。
JR九州のキハ125形は、1993(平成5)年に製造された18m級の軽量気動車(NDCシリーズ)です。
キハ125形は、キハ40系などの在来車と併結運転が可能なDE1A自動空気ブレーキを装備しているので、20m級で幅広車体のキハ47形2両が車体幅の狭いキハ125形をサンドイッチするという、予想外の凸凹編成が誕生するみたいです…
種車の キハ125‐24 は大分車両センター(分オイ)に配置されているので、ここ数年の日田訪問の際に撮影していないか確認したところ、たまたま2年前に撮ってました。
鳥栖から日田へ移動するときに久留米から乗った普通列車が キハ125‐24 を含む2両編成で、終点到着後にカーテンを整備したうえで撮影しました。このときは、久留米〜日田間にもキハ125形が運用されていたんですよね。
トイレ側から撮れなかったのでボツにしていた形式写真がこうやって日の目を見るのですから、世の中は何がどうなるか分からないものですね〜
ということで、今回は2024(令和6)年春デビューの新S&D列車用に改造される キハ125‐24(分オイ)をアップしたいと思います。
キハ125-24(分オイ) 2021年3月7日 日田駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
小倉工場鉄道ランド行きツアーのプレスリリースによると、鉄道ランドに直接乗り入れる専用列車は9月実施分から「いさぶろう」「しんぺい」用のキハ47形から813系電車に変更されます。
となると、キハ125‐24 も同じように9月ごろに小倉工場に入場し、ラウンジ車両への大掛かりな改造が始まるのでしょうね〜
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