男鹿線で活躍したキハ40形500番代(キハ40 543)
あまり気に留めてなかったので忘れていましたが、男鹿線色のキハ40形は小湊鐵道に譲渡されていたのですね〜
五能線色の キハ40 535 も北条鉄道に譲渡され、昨年(2022年)3月にデビューしています。
東北地域色は一足先に小湊鐵道に譲渡されてますから、JR東日本で比較的最近まで走っていたキハ40系の車体色はほとんどが現存しています。
一方、消滅したのは盛岡色と新潟色、そして新新潟色…
JR東日本独自の地域色が比較的残っているのは意外でした。
ただ、残念ながら小湊鐵道に渡ったキハ40形はすべて暖地向けの2000番代(1000番代も含む)。
165系や455/475系など急行形電車の面影を残すユニット窓を装備するのは寒地向けの500番代で、このタイプは北条鉄道の キハ40 535 のみ。
窓枠の隅にRがあるタイプで、上段下降・下段上昇式のユニット窓です。
小湊鐵道は保守や部品の共通化のため、角ばった窓枠形状の2段上昇式のユニット窓の暖地仕様車を揃えたのでしょう。
ただ、急行形電車に慣れ親しんだ世代としては、2段上昇式よりも上段下降・下段上昇式のユニット窓の方が好みです。
さらにクロスシートがあれば文句なし〜
えちごトキめき鉄道に譲渡された413系に連結されている クハ455-701 もアリですが、国鉄/JR時代には存在し得なかった交直流急行色はちょっとね…
それだったら、新製時の赤11号に塗り戻した水島臨海鉄道の キハ37 103(元 キハ37 2)の方が惹かれますね〜
そういう視点で見ると、北条鉄道の キハ40 535 は地味に貴重な存在です。
急行形電車っぽいユニット窓に(セミ)クロスシート、そしてJR時代の塗色を引き継いでますからね。
まとまりのない話しになってしまいましたが、今回は、JR西日本やJR九州に残っているキハ40系とは趣の異なる寒地向け500番代の形式写真をアップしたいと思います。
2021(令和3)年3月まで男鹿線で使用されていたキハ40形500番代、秋田車両センター(秋アキ)の キハ40 543。
出入扉横の縦樋が露出した寒地仕様の初期グループのうちの1両です。
キハ40 543(秋アキ) 2017年4月16日 秋田駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
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