ミニベロ走り初めで初詣に行ってきました(写真は宮崎神宮駅の クハ787-6001)
2023.01.03
明けましておめでとうございます。
本年もお客さまに愛される鉄道専門古書店を目指し、そして、鉄道雑誌や当ブログでもたくさんのJR車両の形式写真をご覧いただけるよう一層努力していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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新年早々、愛車ブロンプトンで境川サイクリングロードを約17km南下し、藤沢市郊外の七ツ木(ななつぎ)神社に初詣に行ってきました。
信心深い方ではないので初詣に行かない年もあるくらいですが、いつもの境川沿いの走り初めで初詣も叶うのならと少し調べてみました。
我が家は旧武蔵国と旧相模国の境界部辺りにありますが、そこを流れる境川流域の、大和市から横浜市瀬谷区、泉区、藤沢市の一帯に“さば”の名をもつ神社が12社もあって、それらの神社に参拝する“七さば巡り”という風習があるというのを知りました。
一日でこの“七さば”をお参りすると悪病除けになると言われているとのこと。
一日で廻ってしまうのは勿体ないので、新年から境川ポタリングを開始し、そのたびに一社ずつ参拝してみることにしました。
一昨日の元日、その手始めとして、藤沢市郊外の七ツ木(ななつぎ)神社に初詣、そしてブロンプトンの走り初めに行きました。
七ツ木神社の鳥居前にて記念写真
鳥居をくぐって境川の河岸段丘に沿った石段を登った先に境内があります。
ここだけ時間がゆっくり時間が進んでいるかのような牧歌的な雰囲気の神社でした。
七ツ木神社の境内(右側の木陰が本殿)
写真右側の木陰に小さな本殿があり、その右手前にお守りの販売テント、左側には舞台があります。
右側が崖になっていて、境川の河岸段丘になっています。
普段、本殿はシャッターが閉まっているようですが、お正月だったので本殿の中を直に拝むことができました。
七ツ木神社の本殿
七ツ木神社には“さば”の文字が入っていませんが、古来より“鯖明神社”と呼ばれていたようで、明治期になって当時の村名を冠して“七ツ木神社”に改称されたようです。
七ツ木神社の由緒書
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
何で“さば”の名が付いているかは諸説あるようですが、祭神を源義朝(源頼朝の父)としているので、源義朝の官職“左馬頭(さまのかみ)”に由来している可能性が高そうです。
最終回までNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を楽しんで観ていましたので、何故か親近感が湧きます。
庶民なのにね〜
南北10km、東西3kmの狭い地域に同じ名を冠し、同じ祭神を祀った神社が12社もあるのは、ほかに例がないということらしい。
ブロンプトンで境川をポタリングしなければ気が付かなないですね〜
鎌倉時代中期から建立が始まったとされる“さば神社”を誰が建立したのか?
そんなことを妄想しながら今年一年ポタリングを目いっぱい楽しみたいと思います。
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今回は、“神社”に無理矢理絡めた形式写真をアップしたいと思います。
いつも、ここに着いたら撮影前に神社に向かって深くお辞儀をしてから本番に備える、そんな場所で撮影したJR九州の787系特急形電車のうちの1両。 1区分2両しか存在しない珍しい先頭車、クハ787-6001(分オイ)です。
クハ787-6001(分オイ) 2022年4月14日 宮崎神宮駅
上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。
クハ787-6001 は特急「ひゅうが」「きりしま」などで使用されている大分車両センター(分オイ)の4両編成(BO6101編成)の門司港方に連結されている巡視カメラ搭載車です。
BO6101編成は両端の先頭車に巡視カメラを搭載されており、クハ787-6001 の反対側の鹿児島中央方には クロハ786-6001 が連結されています。
分オイには787系編成が11本配置されていますが、このように先頭車に巡視カメラを搭載した編成はBO6101編成とBO6104編成の2本しかありません。
JR九州管内は、夏場は雑草が生い茂っている場所が多いのと、ブラインドをすべて閉ざして走ることが多いので、きれいに撮るには季節が限られてしまいます。
なのに、宮崎の冬は天気のいい日が続くようなので、珍しい車両を乗客のいない状態で撮るのは至難の業。
そういうときこそ神頼みですよね〜
神社に向かって遠くからお辞儀をしたのがよかったのか、おかげさまで宮崎神宮での撮影はいつも曇り。
レタッチするには難しいダークグレイの車体ですが、今回も数枚の写真を軽めに合成して見た目の近い印象にまとまりました。
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