2023年3月末に引退することになった「クルージングトレイン」の1号車 キハ48 533
五能線全線再開の前日(12/22)、JR東日本秋田支社は臨時列車などで活躍している“クルージングトレイン”(2両編成)が2023(令和5)年3月末に引退することを発表いたしました。
“クルージングトレイン” 引退記念ポスター
“クルージングトレイン”編成は1997(平成9)年3月の秋田新幹線開業に合わせて五能線に投入された観光快速「リゾートしらかみ」の4両編成(初代“青池”編成)のうちの2両です。
中間車のうち1両(キハ48 1503)は第3編成の“くまげら”編成が増備された2006(平成18)年3月に転用され、もう1両(キハ48 1521)は“青池”編成がHB-E300系に置き替えられた2010(平成22)年12月に“くまげら”編成に付け替えられました。
その際に残った先頭車の2両(キハ48 533・540)で組成したのが“クルージングトレイン”です。
“クルージングトレイン”としてのデビューは翌2011(平成23)年で、同編成は「リゾートしらかみ」の3編成が検査などで入場したときの補完列車や秋田支社管内の臨時列車などで使用されてきました。
“クルージングトレイン”編成の2両は、昭和54年度本予算または第2次債務予算により1980(昭和55)年に製造された車齢42年の車両です。
リゾート車両への改造時に柱などの構造材をかなりイジっていますし、その際に明かり窓をとるために運転室上部を低屋根化するなどの構造変更も実施しています。
これだけ手を加えた車両ですから、引退は致し方ないでしょうね〜
“クルージングトレイン”編成の2号車 キハ48 540 は既にアップしていますので、今回は1号車の キハ48 533 をお届けしたいと思います。
キハ48 533(秋アキ) 2016年10月12日 川部駅
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