「トレインブックス」の新入荷情報や形式写真撮影の活動成果を掲載

磐越西線運用に就いている小牛田車のキハ110形100番代初期車(キハ110-104)

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今回は、先月下旬に出掛けた東北遠征の3日目(11/24)の話しです。

 
2日目(10/23)14時ごろに酒田を発ちましたが、この時点では翌日の天気がよさそうだったので、今回の遠征は2日間だけで切り上げるつもりでした。

でも、2日間に約1,200kmも運転して疲れたので、無理せずに途中の安達太良S.A.(福島県本宮市)にて車中泊することにしました。

翌朝起きて曇り予報だったら会津若松に行ってもいいかなぁ〜、と軽く考えていたところ、当日になってみたらお昼前まで曇り☁️の予報に変わってました。

 
3日目(11/24)の朝、取り敢えず磐越自動車道の磐梯山S.A.に行ってみると、天気予報どおり重そうな雲☁️がたくさん。

気軽に寄り道できるETC周遊(“東北観光フリーパス”)の利点を活かして、急遽、会津若松に向かうことにしました。

ターゲットは、快速「あいづ」用の クハE720-12 の撮り直し〜

 
磐越西線は、今年(2022年)8月の大雨で喜多方〜山都間の濁川橋梁が流されたため喜多方〜野沢間が運休となり、その関係で会津若松〜喜多方間は臨時ダイヤによる折り返し運転になっています。

その影響で「あいづ」の発着番線が変更となっている可能性もありましたが、「あいづ」の発着番線は平常通りで、3度目の挑戦で クハE720-12 がきれいに撮れました。

 
その後も形式写真日和が続いたので、磐越西線の応援のために小牛田運輸区(仙ココ)から貸し出されているキハ110形100番代の初期車も撮影。

定刻通りだと撮れないダイヤでしたが、手前の列車が少し遅れて入線したので何とか撮れました。

 
これで3日間有効の“東北観光フリーパス”の3日目は無駄になりませんでした。

撮影後、すぐに帰宅〜
これで、3日間で約1,700kmを走行した東北遠征は終了しました!

 
 * * *

 
今回は、会津若松駅で手前に入ってくる列車を気にしながら撮影した キハ110-104(仙ココ)をアップしたいと思います。

ハラハラしながら撮った割にはきれいに撮れていると思います。
如何でしょうか?

 
キハ110-104

キハ110-104(仙ココ)  2022年10月24日 会津若松駅

上の写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 

磐越西線喜多方〜野沢間の不通により新津運輸区(新ニツ)のGV-E400系が会津若松に入れなくなったため、会津若松〜喜多方間の区間運転は仙ココから郡山総合車両センター(仙コリ)に貸し出されたキハ110系が受け持っています。

普段、仙ココのキハ110系は石巻線や気仙沼線、陸羽東線、陸羽西線などで運用されています。
しかし、今年(2022年)5月以降、新庄酒田道路のトンネル工事の関係で陸羽西線が営業休止となり車両運用に余裕が出たため、磐越西線の応援のためキハ110系が仙コリに貸し出されるようになりました。

 
今回撮影できたのは仙ココ貸出車のうちの1両で、1991(平成3)年2月製の1次車 キハ110-104 です。

2枚の写真を見比べれば分かると思いますが、同年3月までに磐越東線用として郡山運輸区(現・郡山総合車両センター)に配置されたキハ110系100番代の1次車は、スカート正面にフサギ板がないため中身が丸見えになっています。

 
キハ110-104 の連結器・スカートおよび車体表記

キハ110-104 の連結器・スカートおよび車体表記

 

そのため、写真のようにスカート越しに元空気ダメ管(MR)の締切コック(白色)とブレーキ管(BP)の締切コック(赤色)が見えます。

しかし、1991(平成3)年6月から小海線に投入されたキハ110系100番代2次車以降は、スカート正面にフサギ板を取り付けて中身が見えなくなりました。

比較するのにちょうどいい写真がなかったので1996(平成8)年2月製の キハ110-313 を改造した キハ110-235 の写真を貼りますが、こちらは締切コック確認用の小窓を設けたフサギ板で塞がれています。

 
キハ110-235 の連結器・スカートおよび車体表記

キハ110-235 の連結器・スカートおよび車体表記

 

キハ110系100番代の1次車は磐越東線のキハ58系を淘汰するため投入されたので、片運転台車のキハ111・キハ112形(100番代)は8編成と多いのに対し、両運転台車のキハ110形100番代は4両しかいません。

しかも、現在は小牛田(仙ココ)と郡山(仙コリ)に2両ずつの配置で、後者は予備車のため追いかけるのは至難の業…

 
地味にレアな車両は目撃情報も上がらないので、こういう機会を活かさないと、と思っていたところ、会津若松〜喜多方間の区間運用に キハ110-104 が就いていました。

 
これでキハ110系の各形式区分は一通り撮影できたので、あとは細かい仕様違いや撮り直しを進めていこうと思います。

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